今や、検索の同義語になっているGoogle。その魅力の1つは遊び心に富んでいるところだろう。その例として、Google検索の"隠し機能"がある。そこで、Digital Trendsの記事「Think you know how to Google? Here are 36 search tips you probably don’t know about)」を参考に、パワーユーザーはご存じかもしれないが、知っておいて損はないGoogle検索の"隠し機能"を見てみたい。

Googleは当初から、もっと自然に検索が行えるよう取り組んできた。その結果、キーワードによる検索から自然言語へ、文脈を理解できるように、Googleの検索は日々成長している。そんな取り組みがわかる検索方法をいくつか紹介しよう。例えば、天気を知りたい時、「天気」と郵便番号を入力すると天気情報を表示してくれる。郵便番号はなくてもOKだ。

東京都千代田区の天気を調べた画面。左は「天気 郵便番号」で検索、右は「天気 千代田区」で検索

同様に、「日の出」「日の入り」というキーワードと地名を入れると、その地方の日の出の時刻、日の入りの時刻を表示してくれる。

Googleを辞書代わりに使っているという人も多いだろうが、知りたい言葉と「定義」という言葉を入力すると、その言葉の定義が表示される。さらに便利なのは、この時の画面下に表示される「『○○』を次の言語に翻訳」だ。調べた言葉を他の言語で何と言うのかを教えてくれるのだ。和英辞典代わりとまではいかないかもしれないが、覚えておくと便利かもしれない。

「検索」「定義」で検索して表示されたボックス内で、これをさらに英語など外国語でどういうかも調べられる

海外とのやりとりが多い人に便利な機能がこれ。「今、あっちは何時だっけ?」という時は「時間」と地名を入れてみよう。その地域の現在時刻が表示される。

「時間」「サンフランシスコ」と入れると、サンフランシスコの現時間を表示してくれる

「フライトの時間を知りたい」「離着陸が遅れていないかを知りたい」――こんな時、航空会社か空港のWebサイトでチェックする人が多いだろうが、Googleでも調べることができる。航空会社と便名を入力すれば、以下のとおりだ。Googleの場合、便名がわからなくても、発着地と到着地がわかれば、その便の情報を調べることができる可能性がある。

羽田発札幌行きのANA061便を検索

すべての便が対象ではないようだが、航空会社(ユナイテッド航空の"united")と地名("sanfrancisco"と"tokyo")を入力してみるとこのように

このほか、株価が気になるならティッカーシンボル(Googleなら「GOOG」、Appleなら「AAPL」)を入れればOK。通貨の換算もやってくれる(「500ドル」「500ユーロ」などと入力すると日本円に換算してくれる)し、メートルをフィートになど単位の換算もお手のもの(「メートル」「フィート」など換算元と換算先の単位を入力する)。さらには、計算機代わりにもなる(「30+50」のように式を入力すると、答えとともにデジタル電卓が出てくる)。

検索画面に電卓が。ここからさらに計算できる

メートルとフィート、キロとポンドなど面倒臭い単位換算もGoogleに任せられる