ECSは、日本でも人気の超小型PC「LIVA」の新モデルを展示していた。現行モデル「LIVA X」の後継となる「LIVA X2」のほか、性能が強化された上位モデルとして「LIVA Core」「LIVA One」も用意される。6月より順次出荷を開始する予定。

超小型PC「LIVA」シリーズのラインナップ

左が現行の「LIVA X」、右が新型の「LIVA X2」

これまでのLIVAシリーズはシンプルなデザインを採用していたが、新モデルの「LIVA X2」ではよりコンシューマ向けを意識し、イメージを一新。曲面的なデザインを採用した。カラーはホワイト。サイズは156×83×51mmと、従来よりも若干大きくなった。価格は未定ながら、LIVA Xよりは高くなりそうとのこと。

CPUはBraswellのCeleron N3050(2コア/2スレッド/ベース1.6GHz/ブースト2.16GHz/6W)を搭載。2GB/4GBのDDR3Lメモリ、32GB/64GBのeMMCストレージを搭載する点は従来通りだが、SSDのインタフェースはmSATAからM.2に変更されている。ファンレスである点は従来通りだ。

フロントのインタフェースはUSB3.0×3ポート

リアのインタフェースはHDMI、LAN、VGAなど

一方、上位モデルの「LIVA Core」は、透明の窓が開いた天板が特徴的な製品。従来とほぼ同サイズに抑えつつ、スペックが大幅に強化されている。CPUはBroadwellのCore M-5Y10C(2コア/4スレッド/ベース800MHz/ブースト2GHz/4.5W)。ストレージは120GBのM.2 SSDを搭載し、グラフィックス出力はデュアルHDMIを備える。

独特のデザインを採用した「LIVA Core」

リアにはデュアルHDMI、GbE、USB3.0を備える

また、スリムタイプの「LIVA One」も展示されていた。こちらのCPUはオンボード搭載ではなく、ユーザーが別途用意する必要があるが、強力な第6世代Coreプロセッサ「Skylake」を使うことができるという(最大35Wまで)。そのほか、2.5インチベイ、M.2スロット、タイプCのUSB3.1ポートなどを備える。

「LIVA One」のサイズは173×176×33mm

リア側にはインタフェースがびっしり