Corsairは2日、台湾で同日より開催した世界最大級のコンピュータ見本市「COMPUTEX TAIPEI 2015」にて、Corsair初のベアボーンキット「BULLDOG」(ブルドッグ)を展示した。価格は399USドル以下を予定し、2015年Q4にリリース予定とのこと。

Grand Hyatt Taipeiに設けられたCorsairの展示ブース。メイン展示は「BULLDOG」と「RAPDOG」の2製品だ

マザーボードはSkylakeベースのMini-ITXを採用し、OSはWindowsやLinuxのほかSteam OSもサポートする。グラフィックスカード向けの同社製水冷一体型ユニット「Hydro Series HG10」と、CPU向けの水冷一体ユニット「Hydro Series H5SF」をデュアル搭載。電源は600Wのフルモジュラー式だ。ユーザーは、CPUやグラフィックスカード、メモリなどを用意して使用する。

こちらが「BULLDOG」。ベアボーンキットというと"小型""手のひらサイズ"な印象があるが、通常の単体デスクトップPCと同程度の巨大なサイズだ

デモ機ではNVIDIA GeForce GTX TITAN Xを採用し、4K出力でゲームをプレイ。さすがに非常に滑らかな映像が出力されていた

BULLDOGの搭載パーツ

ケース下部はメッシュ機構で排熱

また、キーボードとマウスを膝の上においてゲームをプレイできるドッキングテーブル「LAPDOG」も展示。Corsair製のRGBゲーミングキーボードやマウスを、7インチ×11インチのマウスパッドエリア、その隣のキーボードエリアに設置し、本体を膝の上に載せてゲームをプレイできる。ブースでは、上記の「BULLDOG」と組み合わせ、4K出力でのゲームプレイをデモンストレーションしていた。こちらは価格未定。2015年Q3にリリース予定だ。

こちらが「LAPDOG」。社内でも屈指の腕前と推察されるデモンストレーション担当のCorsairスタッフが隣から"大丈夫かいな"という雰囲気でじっと覗き込んでくる中で、筆者も試遊。本体下部には柔らかい素材が採用され、サイズ自体は大きいものの、置いた膝が痛くなるようなことはなかった

「LAPDOG」の特徴

右側面にUSBハブも装備している