Android Oneはオフラインに注力

途上国向けに開発されたAndroid Oneは、インドと東南アジア、トルコの7カ国で10社と提携して販売が進められている。こうした国々では通信環境が劣悪であるため、遅い通信環境でも素早く読み込めるようデータのバイト数を80%も減らしたり、少ないメモリ使用量に抑えてコストを削減するといった工夫が行われている。

不安定な通信環境に対応するため、YouTubeやGoogle Map、Chromeにはオフラインモードが用意されている。事前のダウンロードは必要だが、オフラインでもナビが利用できたり、ある程度の検索が可能など、通常のAndroidでも欲しくなるような機能が紹介されていた。

途上国向けプロジェクトということで、日本でAndroid One端末が展開することはないと思われるが、技術的には大変面白いものがあった。開発者向けカンファレンスなのだから、その技術をサードパーティアプリでも使えるような情報開示があれば、さらにいいのだが。

教育市場でVRが活躍する気配

ダンボール製VRバイザーの「Cardboard」もバージョンアップして「Cardboard 2.0」に。6インチまでのスクリーンに対応するとともに、iPhone向けのSDKも発表された。すでに利用者が100万人いるそうで、その主な用途として教育市場の「Expeditions」(探検)と呼ばれるソリューションが紹介された。これは生徒たちがCardboardを装着すると、教師がタブレット上で選択したVRコンテンツを一斉に表示して、みんなで同じ映像を見ながら体験できるというもの。

世界各国の場所をVRで体験できるというのは、説得力も段違いだし、単純に楽しそう。ただ子供の目にVRは大丈夫? というのだけが心配

また、こうしたコンテンツを撮影するために「Jump」という製品も発表。円形に16台のカメラを並べ、一斉に撮影することで360度の映像ソースを用意し、専用ソフトで合成することで、深度情報まで持った映像コンテンツを作れるというもの。コンテンツはYouTubeで公開/視聴できる。

デモではGoProが使われていたが、どんなカメラでも利用できるという。個人でも手が届かないこともないない金額で高精度なVRコンテンツが作成できるようになるため、Cardboardと合わせて人気が出そうだ。