Mozillaから、Thunderbird 31.7.0がリリースされた。Thunderbird 31.7.0で行われたセキュリティアップデートを紹介し、定型文を登録するClippingsアドオンを紹介しよう。

Thunderbird 31.7.0のアップデート

4/2には、次期延長サポート版(ESR)となるバージョン38のベータリリースも行われた(その後、本稿執筆時点でベータ5までリリースされている)。タイミング的には、リリースされてもおかしくないが、今回はセキュリティアップデートのみであった(また、何か情報あれば、お知らせしたい)。アップデートは、[ヘルプ]メニューの[Thunderbirdについて]から[再起動して更新]をクリックする(図1)。

図1 バージョン31.6.0からのアップデート

新規にインストールするならば、Thunderbirdの公式ページから行うのであるが、本稿執筆時点では31.6.0となっている。急ぎダウンロードしたい場合は、MozillaのFTPサイトからダウンロードする(図2)。

アップデートしたThunderbird 31.7.0起動したところが、図3である

図3 Thunderbird 31.7.0を起動

変更や新機能はないので、まったく変わらない。セキュリティアップデートは、以下の通りである。

  • IPCチャンネルメッセージを通じた特権昇格[高]
  • 圧縮XML解析時のバッファオーバーフロー[最高]
  • 縦書き有効時の文字列処理中の解放後使用[最高]
  • SVGコンテンツとCSSによるバッファオーバーフロー[最高]
  • Linux GstreamerによるH.264動画解析中のバッファオーバーフロー[高]
  • さまざまなメモリ安全性の問題(rv:38.0/rv:31.7)[最高]

今回も修正が多い。速やかにアップデートしておきたい。