インテル Compute Stick(CSTK-32W)」(以下、Compute Stick)は、液晶テレビやディスプレイのHDMI端子に接続して使用できる手のひらサイズのスティック型PCだ。リビングに持ち出してお茶の間PCとして使ったり、ポータブルPCとしてポケットに忍ばせて持ち運んだりと、自由な使い方を実現。そんなCompute Stickの気になる使い勝手をさっそくチェックだ。

発表以来、不具合などに見舞われて出荷が延期されているCompute Stickだが、今回はアイ・オー・データ機器が取り扱っている製品を試用した。同社のCompute Stickラインナップには、無線キーボードやマウスとのセット、液晶ディスプレイとのセットといったモデルも用意されている。今回は23.8型フルHD液晶ディスプレイ「LCD-MF243XDB」とのセットモデル「CSTK-32W/D」を使った。発表時の店頭予想価格(税別)は45,000円前後、Compute Stick単体は20,500円前後だ。あくまで試用機ということで、後述するベンチマーク結果を含めて、製品版とは細部が異なる可能性があることをお断りしておく。

インテル Compute Stick(CSTK-32W)

パッケージもPCらしくないサイズ。ベロを引き出すと本体が現れる

■試用機の主な仕様 [CPU] Intel Atom Z3735F(1.33GHz) [メモリ] DDR3L-1333 2GB [ストレージ] 32GB eMMC [グラフィックス] Intel HD Graphics(CPU内蔵) [通信機能] IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0 [インタフェース] HDMI出力、USB 2.0、microSDXCメモリーカードスロット、電源用microUSB [本体サイズ/重量] W37×D103×H12mm/約54g [OS] Windows 8.1 with Bing 32bit [店頭予想価格] 約20,000円強(本体のみ)