岡山・倉敷が国産ジーンズ発祥の地であることは有名だが、市内で"ジーンズ色の食べ物"まで販売されていることはあまり知られていないのではないだろうか?

まさかの青いバンズが衝撃的! デニムバーガー(350円)

奇抜な見た目に観光客の目もまんまるに!

このジーンズ色の食べ物を各種を取りそろえているのは、2014年、倉敷・美観地区にオープンしたデニム専門店「倉敷デニムストリート」。倉敷の児島地区で生産されたデニム製品やデニム製の小物雑貨、装飾品などを取りそろえる店だ。店舗内にはフードコーナーを構え、デニムにちなんだ色に仕上げられた軽食やデザートを販売している。

フードコーナー外観も青色ベースでまとめられている

うっすら青みがかった「デニムソフト」(380円)はラムネ味、真っ青なバンズを使用した「デニムバーガー」、まるでスライムのようないでたちの「デニムまん」(以上、350円)は、見た目は奇抜だが味は本格派だと評判だ。

デニムまん(350円)

デニムソフト(380円)

店舗スタッフいわく、「まず、『青色の肉まんはいかがですか? 』の声掛けにみなさん驚かれますね。そして商品を見て再度驚かれるのがお決まりです(笑)」。商品を目にした人はこぞって「なにこれ! 」「気持ち悪い! 」と驚きの声をあげるというが、実際に食べてみると「見た目の印象と違っておいしい! 」とまた驚嘆するのだとか。

食べると印象が好転

とりわけ、バーガーは作りたてのためおいしさもひとしお。ハンバーグとキャベツにソースとマヨネーズで味を付け、ほかほかの状態で提供している。デニムまんは、国産黒豚肉たっぷりのジューシーな味わいだ。ソフトクリームはラムネがベースだが、隠し味にブルーベリーも使用しており、爽やかですっきりとした後味がうれしい。

気になる色については、デニムまんはクチナシの実でつけているが、バーガーやソフトクリームは着色料を使用しているという。

「倉敷旅行の記念に購入される方が多いですね。食べる前には"おいしそう"の声は一切ないのですが(笑)、お客さまに驚いていただけることが何よりの喜びです」とスタッフのコメントも堂に入っているのが愉快。倉敷旅行の際にはぜひ購入の上、記念撮影してみてはいかが?

※記事中の情報・価格は2015年5月取材時のもの。価格は税別