ソニーモバイルのスマホ「Xperia」にはミドルサイズのシリーズがあり、その最新機種が「Xperia A4」になる。このA4は4.6インチのディスプレイを搭載しており、約2年前に登場した「Xperia A」という機種からその流れが始まったのだ。本稿では、最新「Xperia A4」(以下A4)が初代「Xperia A」(以下A)からどのように進化したのかスペック面から探る。

ツートップ戦略からちょうど2年が経過

Aの登場は今から約2年前の出来事だが、当時、ドコモはサムスンの端末とAで「ツートップ戦略」というものを繰り出した。この2機種をイチオシにしてキャンペーンを展開したのだ。

当時、Androidスマホ界はトップ性能のモデルだけが主に売れるという、言わば、市場を形成しつつある初期の状態であったのだが、そんななかにミドルクラスでありながら十分な性能を持つAが投入されたわけだ。

実用的な性能を持ちながら、コンパクトなボディで持ち運びやすいその機種をマーケットは受け入れ、Aはヒット製品となり、そこにマーケットがあることを人々は知り、その路線はシリーズ化されたわけだ。

Xperia A4