日本でもとうとう鳥取県に進出し、全国出店を果たしたスターバックス。世界各国でもスタバを見かけることも多くなり、スタバファンならずとも海外でスタバを見つけると、安定したおいしさと気軽さでつい立ち寄ってしまう、という人もいるのではないだろうか。特に現地の限定グッズはお土産にも人気となっている。今回はインドネシアのバリ島にあるスタバで見つけた、オリジナルグッズを紹介しよう。

見慣れたロゴでも、南国・バリ島だとまた違って見えてくる

絶景、観光地、メモリアルがてんこ盛りのマグ

まずはマグカップから。バリ島とインドネシアのデザインは随分と欲張りだ。どれがメインというわけではなく、これでもかというくらいの名所や見どころがてんこ盛りに描かれている。

バリ島は、バリ島随一の景勝地とも言われるキンタマーニ高原の山と湖、夕日の美しさに息を飲む海に浮かぶタナロット寺院などの名所のすき間に、バロンダンス、お祭りの様子、イルカが飛び跳ねる様などが挿し込まれている。

一方、インドネシアも負けじと大なり小なりを詰め込んでいる。海、山、田園風景、ジャカルタの独立記念塔 ・モナスやビル群、屋台やバイクから、パプアニューギニアのお面をかぶった人らしきものまで、各地の特徴がちょっとずつ織り込まれていて心憎い。何の絵なのか知るだけでもインドネシアの魅力を知ることもできて、いい思い出になりそうだ。ひとつ13万5,000ルピア(約1,300円)となっている。

インドネシアとバリ島のデミマグセット2つで210万ルピア(約2,020円)

お土産には、エスプレッソにちょうどいいサイズのデミマグセットがオススメ。インドネシア&バリ島、インドネシア&ウブド、インドネシア&クタ、とインドネシアがデフォルトで3種を選べる(ウブド&バリ島などは選べない)。デミマグセットは2つ入って21万ルピア(約2,020円)。なお、デミマグのパッケージの後ろに、「『インドネシアマグシリーズ』他の街でも限定版を探してね」というメッセージが書かれているのもキュートである。

デミマグセットはインドネシア&バリ島やインドネシア&ウブドなど、いろんなペアがある

バリ島を代表する人気エリア、クタやウブドも

バリ島といえば外せないのが、一番の観光地であるクタビーチ。クタには開放的な海だけでなく、忘れてはいけないという気持ちも込めてか、2005年に起きた爆弾テロの記念碑も大きく描かれている。

一方、ウブドはなぜかこのロゴだけ筆記体。色も渋めに統一されていて、自然の中の芸術の街・ウブドの神秘さを感じるものになっている。メインで描かれているのは、蓮池とヒンドゥー寺院のコントラストが美しくて有名な、ウブドのスタバにも隣接する「サラスワティ寺院 (ウブド ウォーター パレス)」。

左からクタとウブドのシティマグ。ひとつ13万5,000ルピア(約1,300円)

タンブラーにはあの女性の姿も

インドネシアとバリ島のロゴの入ったタンブラーは、どちらも自然を意識したのか柔らかな茶をベースにしたものだ。バリ島は、バリ島で寺の祭典時によく見かける大きなお供え・ゲボガンを頭に乗せて歩く女性たちの姿が描かれている。そしてタンブラーの後ろには寺院をデザイン。こちらは16万ルピア(約1,540円)となっている。

表には女性が、後ろには寺院が描かれている。16万ルピア(約1,540円)

バリ島らしいカラフルなプリペイドカードもお土産に。カードだけを買うことはできず、最初に40万ルピア(約3,840円)の入金が必要となる。ちょっとお高めだが、カフェラテがトール1杯4万ルピア(約380円)なので、みんなとシェアしながら約10杯のコーヒーを飲むか、お土産グッズの購入に使ってみるといいだろう。なお、こちらはインドネシア内でしか使えないのでご注意を。

プリペイドカードにはバリ島伝統の建物に鮮やかな花をデザイン

陽気なスタッフがお出迎え。スイーツもカラフルで日本とはちょっと違う

※1ルピア=約0.0096円で換算。記事中の情報は2015年3月取材時のもの