デジタルコンテンツがリッチ化している現在、ビジネスにおいても動画や大量の写真をやり取りする機会が増加している。こうした状況において、日常的にオンラインストレージサービスを利用しているビジネスユーザーも多いだろう。ただし、ビジネスで利用する以上、セキュリティや信頼性が担保されているサービスを利用することが大前提だ。

DirectCloud-BOXを中心とした包括的ソリューション

ジランソフトが提供する「DirectCloud-BOX」は、企業ユーザーを対象とした、ユーザー数無制限のオンラインストレージである。ストレージ容量1TB(テラバイト)の「プレミアムプラン」なら、月額9万円で企業の社員全員が利用できる。顧客のセキュリティポリシーに則って、効率的に大容量ファイル転送/共有する機能が多数搭載されており、すでに多くの企業で活用されている。ジランソフト日本法人でダイレクトクラウド事業部事業統括取締役を務める安貞善氏は、「DirectCloud-BOXがほかのオンラインストレージサービスと一線を画すポイントは、企業がストレージ上に保有するデジタル資産を手軽に活用できることです」と説明する。

DirecdtCloud-BOXを核としたアプリケーションの連携が魅力

同社は、「DirectCloud-BOX」を核に、オプションサービスとして「共有」「活用」「コミュニケーション」を実現するアプリケーションを提供している。中でも注目したいのが、セミナーや教育の現場で活用できるプレゼンテーションアプリの「DirectCloud-VIEW」と、ユーザーの反応をリアルタイムに集計できるアンケートアプリの「DirectCloud-SURVEY」、そしてIoT(Internet of Things)を活用したモバイル端末向け文書共有アプリの「DirectCloud-FOLDER」だ。

「DirectCloud-VIEW」は、講演や社内外の会議などの際、DirectCloud-BOXに格納されているPDF形式のドキュメントを、参加者と共有できるものである。共有したいドキュメントが保存されているロケーション(URL)を、参加者に配布する。参加者が手持ちのモバイルデバイスから指定URLにアクセスすれば、Webブラウザ上で同じドキュメントを参照できる仕組みだ。参加者には共有ドキュメントの参照権限のみが提供されるため、ドキュメントの書き換えや、DirectCloud-BOX内のそのほかのドキュメントにアクセスすることはできない。

DirectCloud-VIEWで特筆すべきは、講演者と参加者が同じ画面を同期できることである。ページをめくったりペンツールで書き込んだりした画面が、リアルタイムに参加者のモバイルデバイス画面に反映される。安氏は、「大ホールでの講演では、壇上のスクリーンが見えなかったり、会議では紙の資料がかさばったりすることが多いです。DirectCloud-VIEWがあれば、そうしたストレスから解放されるのです」と説明する。

ジランソフト日本法人 ダイレクトクラウド事業部事業統括取締役 安貞善氏

また、こうした講演やセミナーで、ユーザーの反応をリアルタイムに集計できるのが「DirectCloud-SURVEY」である。あらかじめ用意したアンケート画面のURLを参加者に配布し、回答してもらうことで、リアルタイムでの集計結果を、参加者と共有できる。さらに、Bluetoothセンサの「Beacon」機能を利用した、ファイル共有の「DirectCloud-FOLDER」は、今後、もっとも活用が期待されるサービスだ。これはアカウント作成や認証などをしなくても、Beaconの電波が受信できるエリアにいれば、「DirectCloud-BOX」に格納されている特定のフォルダにアクセスができるサービスである。例えば、「本会議に出席した人のみで資料を共有する」といった使い方が可能だ。

安氏は、「個々のアプリだけを見れば、同じような機能を提供するサービスは存在します。しかし、ビジネスで利用するのであれば、セキュリティはもちろん、アプリどうしの連携も考慮しなければなりません。例えば、一般的な無償のIM(Instant Messaging)アプリは、セキュリティ機能が十分でなかったり、チャットログを記録する機能が備わっていなかったりします。一方、われわれが提供するIMアプリの『DirectCloud-TALK』は、こうした管理機能を包含しています。また、送受信はすべてSSL(Secure Sockets Layer)経由の暗号化通信で行われます。さらに、やり取りしたテキストデータをファイルに保存して議事録にしたり、DirectCloud-BOXで送信したりといった、他のアプリの連携もスムーズなのです」と説明する。

充実のセキュリティ機能

企業のデジタル資産をセキュアにクラウド化してビジネスに活用する。それをいちばん具現化したサービスが、「DirectCloud-GATE」だろう。これは、社内にあるFTP/SAMBA/NASといったサーバに格納されているデジタル資産をクラウド化し、外部ネットワークからのセキュアなアクセスを実現するものだ。なお、「DirectCloud-BOX」では、社員個人が持ち込んだデバイスの利用を制限するデバイス制限、IPアドレス制限、ネットワーク制限などアクセス制御機能が標準装備されている。また、エンドポイントとサーバー間のデータ通信にSSLを採用(256ビット)し、サーバーにデータを保存する際には、「AES-256暗号化方式」を採用している。

もう1つ、セキュリティ機能で特筆すべきは、管理者機能の充実である。「Control Center」では、ユーザーやデバイスの利用状況をひと目で把握するダッシュボードをはじめ、ユーザログイン/ファイル送信履歴のほか、ユーザーが作成したファイルリンク履歴を参照する機能を提供している。

また、ユーザーの追加や管理者が特定ユーザーのアクセスを強制的に無効にする機能、さらにグループごとに「リンク作成(転送)」や「フォルダ作成」の権限を付与する権限管理機能なども備わっている。

安氏は、「日本にクラウドサービスが広がって約10年になりますが、『セキュリティに対する懸念』などから多くの企業は財務・会計システムをはじめとするデジタル資産のクラウド環境への移行に二の足を踏んでいる。」 ジランソフトは、セキュアなクラウド・プラットフォームでお客様のデータ資産を守ると同時に、これらの資産をビジネスユースに最適な形で、最大限活用できるアプリを提供します」と力説する。

「 DirectCloud-BOX 」は高機能と高セキュリティーの安心のサービス

なお、ジランソフトは、5月13日から15日まで東京ビッグサイトで開催される「第6回クラウドコンピューティングEXPO」で、「DirectCloud-BOX」を展示する。会場では、今回紹介した機能のデモンストレーションが行われる予定だ。

DirectCloud-BOXには今回紹介した機能以外にも、便利な機能が多数搭載されている。ぜひ、この機会に直接体験してみてはいかがだろうか。