サイドのボタンを押すことで「よく連絡する人一覧」をいつでも呼び出せるのも便利な機能だ。ここから電話やメッセージなどが送れるので、本当にちょっとした用事なら、iPhoneのロックを解除してメッセージアプリを立ち上げて……とやるよりも、Apple Watchで音声入力を利用してテキストを作成し、送信する方が楽だし早い。

もうひとつ、筆者が期待していた機能がマップアプリのルート案内だ。

まずiPhone側でマップアプリを開き、目的地を検索してルート案内モードにする。で、そのままiPhoneは閉じて、Apple Watchの方を見る。すると、Apple Watch側でマップアプリが起動しており、ルート案内してくれるというわけだ。iPhone側のアプリと同様、音声での案内の他、道を曲がるときはApple Watchを見ていなくても振動で教えてくれるのはありがたい。

ただまぁ、これもiPhoneからわざわざWatchに切り替える必要があるのかと言われたら、今日のところは「微妙」というのが本音。そのままiPhoneで地図を見ながら歩いた方が画面が大きい分、情報量が多くてわかりやすいのだ。Apple Watchのマップはやはり小さすぎる。

それから、気になっていたバッテリーのもちだが、これは想像よりももつという印象。一日経ったが、まだ60%以上残っている。使い方にもよるとは思うが、通知を受けたり、軽く返信したり、マップを見たりする程度なら、一日は十分にもつ。ただ、逆にいうと、一日一回は充電する必要がありそうだ。