本日より販売が始まったアップルの「Apple Watch」だが、Apple Watch用アプリのインストール方法など、これまで謎な部分も数多くあった。本稿では、Apple Watch用アプリとiPhoneにインストールされる「Apple Watchアプリ」について、簡単に解説していこう。

まずはiPhoneにインストールされる「Apple Watchアプリ」から。この「Apple Watchアプリ」はバージョン8.2以降のiOSに含まれている。もし、ホーム画面上に「Apple Watchアプリ」が表示されていないとしたら、iOSがアップデートされていない可能性が高い。

iOSをアップデートするには、ホーム画面から「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」を開き、「ダウンロードとインストール」をタップ、その直後に表示される利用規約、利用条件の「同意する」をタップすることで行える。その際に、iPhone以外の機器は必要ないが、iPhoneをWi-Fiに接続した状態にしておこう。

左上にWi-Fiのマークが表示されているのを確認

ホーム画面から「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」を開く

「ダウンロードとインストール」をタップ

利用規約、利用条件に「同意する」をタップ

「インストール」をタップ

インストールが終わるとiPhoneが再起動し、この画面が表示される

アップデートが完了すると、iPhoneのホーム画面に「Apple Watchアプリ」が現れる。なお、「Apple Watchアプリ」を利用できる端末は、 iPhone 5、iPhone 5c、iPhone 5s、iPhone 6、iPhone 6 Plusの5機種。バージョン8.2以降のiOSがインストールできても、iPadやiPod touch、iPhone 4Sでは「Apple Watchアプリ」を利用できない。

ホーム画面に表示されたiPhone用「Apple Watchアプリ」

iPhoneの「Apple Watchアプリ」を起動すると、画面下に4つのタブが表示される。この中の「おすすめ」をタップするとApp Storeにアクセスでき、Apple Watchに対応したアプリをダウンロードできる。ここで注意して欲しいのは、App Storeには、iPhone用アプリ、iPad用アプリのように独立した形でのApple Watch用アプリのページは存在しないということだ。

「マイウオッチ」からはiPhoneとApple Watchのペアリングが行える

「おすすめ」からApple Watchに対応したアプリをチェックできる。

では、Apple Watch用アプリはどこにあるのかというと、すべてiPhoneアプリの中に含まれている。Apple Watchを使うにはiPhoneとペアリングを行い、各種設定を済ませる必要があるのだが、それらの作業の中にアプリをApple Watchにインストールするという事項が含まれているのだ。これは、Apple Watch側でパスコードを設定した後に現れるのだが、この時、Apple Watchアプリをすべてインストールすることもできるし、使うものだけを選択してインストールすることもできる。

iPhone側からApple Watchにアプリをインストールする

後からインストール/アンインストールすることができる

iOS 8.2がリリースされた際、「詳しい情報」の中に記載されていた謎のアプリ「アクティビティ」は、iPhoneとApple Watchをペアリングするとホーム画面に現れるようになる。言い方を変えると、iPhoneとApple Watchをペアリングさせない限り、「アクティビティ」はホーム画面に表示されないし、利用もできない。「アクティビティ」ではApple Watchに保存されたフィットネスデータや成果をiPhoneで表示できるようになる。

iOS 8.2の「詳しい情報」の中に記載されていた謎のアプリ「アクティビティ」。iOS 8.2公開時は、どこにインストールされるものなのか不明であった

「アクティビティ」はiPhoneとApple Watchをペアリングするとホーム画面に現れるようになる

以上、Apple Watch用アプリとiPhoneにインストールされる「Apple Watchアプリ」について、ごくごく基本的な使用方法をみてきた。マイナビニュースでは、今後もApple Watch用アプリの使い方、Apple Watch本体のレビューなどをお届けする予定だ、