【レポート】

見た目にびっくり味に納得!? 高速SA限定の「横手焼そば」スイーツの正体

「横手焼そば」と言えば、全国のご当地グルメナンバーワンを決める「B-1グランプリ」での優勝で、一気に秋田県横手市の名を全国に知らしめたご当地グルメ。横手市ではもちろん、周辺地域でも様々な姿形の横手焼そばが提供されている。そんな中で飛び抜けた感のあるグルメが、横手市のお隣・岩手県和賀郡の秋田自動車道 錦秋湖サービスエリアで提供されているのだ!

今ではすっかり全国区の「横手焼そば」(写真は錦秋湖サービスエリアのもの。価格は590円)

「思っていたよりも"デザート"」

その名も「横手焼そばソフトクリーム」(330円)。「焼そばにソフトクリームがセットになっているのか」と思った人もいるだろう。そうではなく、文字通り両者が合体したもので、横手焼そばのソースが入ったソフトクリームに麺がトッピングされているのだ。味を想像する以前に、その見た目のインパクトに圧倒される。

ソフトクリームを一口食べるとソースの酸味がバニラの甘みとともに口の中いっぱいに広がり、絶妙なハーモニーを奏でる。このソフトクリームを開発した錦秋湖サービスエリアの前山晃 前店長に聞いてみると、「意外すぎる組み合わせだけど、不思議とクセになる味! 」「思っていたよりも"デザート"」「トッピングが食感のアクセントになっていて面白い」など、客からも好評のようだ。

目玉焼きが乗った汁っぽい焼そば

そもそも「横手焼そば」とは、終戦直後、秋田県横手市のお好み焼き屋で生まれたご当地グルメで、太くて真っ直ぐな角麺の上に半熟の目玉焼きと福神漬が添えるのが特徴の焼そばだ。ソースはウスターソースに各店のだし汁などのオリジナルソースが加えられているため、一般的な焼そばソースよりも汁っぽく、辛みが抑えられやわらかな味わいがあるという。

「B-1グランプリ」で全国優勝を果たしたのは、地元で開催された2009年第4回横手大会である。従来は横手市内の駄菓子屋や民家の軒先などで販売されていた商品が、この優勝を機に近隣町村にまで浸透。今日では様々な場所で"横手市民の家庭の味"が親しまれている。

地元グルメとSA定番スイーツが合体!

フライした麺を散らした「横手焼そばソフトクリーム」(330円)

とは言え、数あるメニューが考えられる中で、なぜソフトクリームを選んだのだろうか。前山さんによれば、横手・平鹿地域で焼そばを調理・販売する店舗が集まる「横手やきそば暖簾会」との関わりの中で、どうせなら横手焼そばにちなんだスイーツをやろうじゃないか、という発想から始まり、高速エリアで一番人気の高いスイーツであるソフトクリームに白羽の矢が立ったそうだ。

また、ソフトクリームにトッピングされた麺にも秘話があるという。

「当初はソースのみを入れたのですが、色が少し茶色くなるだけで分かりにくいという意見が出たんです。ならば、『店舗で使用している焼そば麺をフライヤーで揚げ、トッピングとしてのせてはどうだろうか』という、店舗スタッフのアイデアを採用しました」(前山さん)。

上から焼そば麺を散りばめることで、"焼そば味のソフトクリーム"であることが視覚的にも分かるようになった。サービスエリアでは、「横手焼そば」(590円)そのものも取り扱っているため実現できたそう。本物の横手焼そばを食べて、〆に横手焼そばソフトクリームを食べる。そんなダブルな楽しみ方もちょっと面白いかもしれない。

●information
秋田自動車道 錦秋湖サービスエリア
岩手県和賀郡西和賀町本内第46地割

※記事中の情報・価格は2015年4月取材時のもの。価格は税込

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