【レビュー】

「PENTAX K-S2」実写レビュー - カジュアルでクレバーな一眼レフ

1 迷いが少なく速いAFとローパスレスの高い解像感

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今年のCP+でも大いに注目を集めたリコーイメージングの最新一眼レフ「PENTAX K-S2」。今回はそのK-S2とともに横浜を散歩。この地ならではの異国情緒をPENTAXらしい鮮やかな色彩で切り撮ってみようという寸法だ。

「PENTAX K-S2」。交換レンズ「smc PENTAX-DA L 18-50mmF4-5.6 DC WR RE」が付属する「18-50RE キット」の実勢価格は税込118,000円前後

「PENTAX一眼レフとしての総合的な実力と完成度は、やはりフラッグシップたるK-3が上だとは思うんですよ。でもね、そんなK-3も背中越しにこんな実力者(K-S2のこと)が控えていたら、こりゃもう、まったくうかうかしてられませんよ」というのは、K-3ユーザーである大先輩デザイナー氏の談であるが、まったくもって同感だ。

確かにスペックだけ見れば、K-S2は有効2012万画素APS-Cセンサー、SAFOX X 11点測距AF、最高連写コマ数5.5コマ/秒(連続30コマまで)、シャッター速度も1/6000秒と、そのどれもがK-3には及ばない。K-5やK-3で絶賛された、しとやかな淑女の所作をも思わせる静かで上品なシャッター音も、カシャン、というありがちな金属音の混じったものとなってしまった。

しかし一方、おそらくはカメラにとってもっとも肝心な、撮影のしやすさはどうか。その点においてK-S2は、これらスペックの差など微塵も感じさせず、K-3に肉薄するパフォーマンスをみせる。……というのは、K-3ユーザーの方々にやや気を使った表現だ、素直な個人的感想としては、街角のスナップや家族写真、ポートレートといった撮影シーンにおいては、従来のK一桁より遙かに快適で満足のいく結果が得られた。

それらは、K-S2の迷いが少なく速いフォーカスと、ローパスレスの高い解像感にあると思われる。思いがけないタイミングで出会う「キレイ!」「かわいい!」「カッコいい!」という感覚的衝動。そのわずか何秒間かのワンシーンを切り撮るべくカメラを取り出して電源を入れ、シャッターを半押しして、さらにぐっと押し込む。今までのPENTAX一眼レフが今ひとつ得意でなかったこんなシーンでも、今回、K-S2はしっかりと期待に応えてくれた。

動画撮影モード時は、シャッター周囲のLEDが赤く光る

静止画撮影モード時は、シャッター周囲のLEDが緑色に光る

キットレンズのsmc PENTAX-DA L 18-50mmF4-5.6 DC WR REを装着した状態

モニターは3.0インチのバリアングルタイプ。ファインダー視野率は約100%

ホワイトボディのモデルはグリップ部のカラーが明るいグレー

フォーカスモード切り替えレバーは、AFとMFの2モード

平らな軍艦部が特徴的。K-sシリーズのDNAだ

Wi-Fiに加えて、NFC(近距離無線通信技術)に対応

OKボタンを長押しすることで、十字キーがフォーカスポイント移動モードになる

複数枚を連写合成してHDR画像を作成するA-HDR撮影機能がモードダイヤルに用意されている

動画撮影時に使用する外付けマイク用ジャックを装備

HDMI端子とマイクロUSB端子を装備。記録メディアはSD/SDHC/SDXC。SDHCとSDXCはUHS-1規格に対応

付属バッテリーの最大撮影枚数は、CIPA規格で480枚

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インデックス

目次
(1) 迷いが少なく速いAFとローパスレスの高い解像感
(2) バリアングルモニターを自撮り用に向けると
(3) 非日常的な異国情緒をK-S2で写す
(4) 港町の夜へ、18-50REを着けて
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