デスクトップ版のGmailはWindowsと同様、さまざまなショートカットを利用できる。ショートカットを使えば、いちいちマウスを持つ必要がなくなる。仕事で扱うメールは増える一方であり、少しでもスピードアップを図りたいところ。そこで、Gmailのショートカットの中から、ぜひとも押さえておきたいものを紹介しよう。

設定を行わずに使えるショートカット

Gmailのショートカットは、設定を行うことなく使えるものと、あらかじめ設定をしておかないと使えないものの2種類がある。

以下の6つは、設定を行わずに使えるショートカットだ。どれも基本的な操作なので、すぐにでも使ってみてもらいたい。

Windows Mac 操作
1 Ctrl + Enter command + Enter メールを送信
2 Ctrl + .(ピリオド) command + .(ピリオド) 次のウィンドウに移動
3 Ctrl + ,(コンマ) command + ,(コンマ) 前のウィンドウに移動
4 Ctrl + Shift+c command + Shift+c Ccの宛先を追加
5 Ctrl + Shift+b command + Shift+b Bccの宛先を追加
6 Ctrl + Shift+f) command + Shift+f 次のウィンドウに移動

設定が必要なショートカット

次に、設定が必要なショートカットを紹介しよう。先に紹介した6つのショートカット以外のショートカットを使いたい時は、設定で「キーボードショートカット」をONにする必要がある。

画面右上の歯車アイコンから設定画面を開き、「キーボードショートカット」(青線で囲まれた部分)をONにしよう

これで、さまざまなショートカットが使えるようになる。以下、メールの作成や送信など、基本的な操作が行えるショートカットをまとめてみた。

Windows Mac 操作
1 c c 新規メッセージを作成
2 d d 新しいタブで新規メッセージを作成
3 / / 検索ボックスに移動
4 k k 新しいスレッドに移動
5 j j 古いスレッドに移動
6 n n 新しいメッセージに移動
7 p p 前のメッセージに移動
8 oまたはEnter oまたはEnter 開く
9 r r 返信
10 a a 全員に返信
11 f f 転送
12 # # 削除
13 Shift + i Shift + i 既読にする
14 Shift + u Shift + u 未読にする
15 Esc Esc 入力欄から移動

Gmailでは、書式を設定することができるが、ショートカットで書式を変更することも可能だ。

Windows Mac 操作
1 Crtl + B command + B 太字
2 Crtl + i command + i 斜体
3 Crtl + U command + U 下線
4 Crtl + Shift + L command + Shift + L 左揃え
5 Crtl + Shift + E command + Shift + E 中央揃え
6 Crtl + Shift + R command + Shift + R 右揃え
7 Crtl + Shift + 9 command + Shift + 9 引用
8 Crtl + K command + K リンクを挿入
9 Ctrl+\ command +\ 書式をクリア

さてここまで、Gmailで使えるショートカットについて説明してきたが、実は、Gmailの画面上で「?」を押すだけで、利用可能なショートカットの一覧が表示される。どんなショートカットがあったのかを忘れてしまった時は、この操作が役に立つはずだ。

画面で「?」を押せば、Gmailのショートカットが一覧表示される