大阪府・箕面観光ホテルは4月4日、地上180mに位置し、1,000万ドルとも言われる夜景を眺めながら入浴できる天空の露天風呂「天空湯屋」をオープンした。

美肌の湯に浸かりながら絶景を堪能!

絶景を眺める極上の屋上露天がオープン

大阪・箕面駅からほどなく歩いたところにある箕面観光ホテルに、宿泊者専用の屋上露天風呂「天空湯屋」が4月4日にオープンした。標高180mの高さに設けられた「天空の露天風呂」で、中でも「天空ノ棚湯」は棚田のように3段の湯船が並び、まさに天空の湯船から1,000万ドルの夜景を独占しているような気分になれる。また、一番下の棚の湯船では体を寝かせて入浴できるようになっており、きらめく夜景と夜空に身を預けたような、なんともゆったりとしたひとときを過ごせるはずだ。

夜には1,000万ドルの夜景を体を寝かせて楽しむこともできる

箕面温泉のお湯は昔から「美肌の湯」として有名で、効能としては、美肌効果のほか神経衰弱、慢性婦人科疾患、慢性リウマチ、神経痛のほか、疲労回復効果もあるという。泉質は炭酸水素塩泉で、お湯はとろりとしていてやわらかな印象。浸かっているとツルツルと肌の滑りがよくなってくるが、これは肌の角質がとれている証拠だという。屋上露天には、「天空ノ棚湯」のほかにも、「薬湯」や「天下夢見ノ湯」、「月光ノ湯」など、さまざまなコンセプトのお湯が用意されている。絶景を臨みながら、美肌効果のある温泉を堪能できる、なんとも贅沢なお風呂だ。

そのほかにも、趣向を凝らしたお湯がたくさん

家族みんなにうれしい各種レジャーも充実

箕面観光ホテルに隣接する温泉テーマパーク「箕面温泉スパガーデン」はホテル宿泊客であれば無料で入館・入浴できるので、開放感のある広い大浴場でも「美人の湯」とも言われるお湯を満喫できる。パーク内には大衆演劇や歌謡ショー、お笑い芸人によるステージや落語会など、さまざまな催しも行われており、夏季には高原プールも開放されるという。また、ホテルでは本物の馬「ゆず」と「もみじ」がお出迎えしてくれたり、色鮮やかなLEDのイルミネーション「箕面ナイアガラの滝」が楽しめたり、ボウリングや温泉にはつきものの卓球などが遊べたりと、そのほかの見どころ、遊びどころも盛りだくさん。

温泉テーマパークには楽しい催しがいっぱい

そんな今どきのレジャーが楽しめる一方で、館内には別館「桂」のような木造和風建築もある。こちらはかつて「関西財政界人クラブ」として、明治時代の中ごろに建てられたという建物。桃山時代を思わせる総数寄屋普請の作りとなっている。その細部も、一枚板で作られた欄間の透かし彫りや、現在では再現することが難しいニュアンスのあるガラス窓など、今では貴重になったものばかり。明治政府の首相も務めた公爵・桂太郎が、関西を訪れるたびにここを使用していたことから「桂公爵別邸」とまで呼ばれ、今の別邸の名につながっているという。

趣のある別邸「桂」は、明治中期に建てられた歴史ある建造物

3つある茶室の一つには、桂太郎が愛したお鯉さんが過ごしたという「お鯉の間」もあり、風情ある歴史の香りを感じさせてくれる。現在は宴席などで使用される以外は非公開であり、その佇まいをレストランから眺めるのみとなっているが、今後この貴重な施設を楽しめるような催しも考えていくという。箕面温泉は、テーマパークでアクティブに楽しむことも、由緒ある建物から歴史を感じることもでき、あらゆる世代がみんなで楽しめるエンターテインメント施設となっている。

大型バイキングでおいしい食事に舌鼓

温泉でのもう一つの楽しみといえば、やっぱり食事。箕面観光ホテルのレストランは、ワンフロアをまるごと使った大型バイキングとなっている。夕食は約150品、朝食は約65品と、和洋中を取り揃えた関西最大級の豊富な品ぞろえで舌を喜ばせてくれる。

17mもあるライブキッチンには出来立て料理がたくさん。目玉はやっぱりローストビーフ!

目玉はやっぱり、17mもあるライブキッチン。焼きたてのステーキや揚げたての天ぷらなど、各種メニューを一番おいしくいただけるタイミングで食べることができる。中でも、伝説の料理人がプロデュースしたというローストビーフは、しっとりと柔らかく、ふわっと鼻を抜けるお肉の香りと舌の上に広がる旨みが絶品。箕面のバイキングに来たならば、必ず食べたい逸品だ。

ニューオープンしたばかりの屋上露天「天空湯屋」はもちろん、各種レジャーやよりどりみどりの食事も楽しめる箕面観光ホテル。ぜひ一度、訪れてみてはいかがだろうか。