freetelのブランドでMVNOサービス展開するプラスワン・マーケティングは26日、都内で新商品発表会を開催。当日発表されるのではないかと期待されていたfreetel版 Windows Phone「Ninja」については発表が見送られ、通話料が半額になるアプリ「通話料いきなり半額」が発表された。発表こそされなかったものの、会場に「Ninja」のデモ機が展示されていたので、本稿では外観写真を中心にレポートする。

「Ninja」クリックで拡大

フリーテルが提供するWindows Phone「Ninja」は、5.0インチHD(1280×720ピクセル)マルチタッチスクリーン搭載モデル。OSはWindows Phone 8.1を採用している。CPUはクアッドコア64bitプロセッサを搭載、8GBの内蔵ストレージを備えており、RAMは1GB。背面はメタル調のデザインで、光沢が美しい。

通話アプリの発表会場にデモ展示されていた、freetel版 Windows Phone「Ninja」

5.0インチのディスプレイを搭載。OSはWindows Phone 8.1を採用している

背面はメタル調のデザインを採用、光沢が美しい。背面下部にはfreetelのロゴが確認できる

背面には800万画素のメインカメラを搭載、前面のサブカメラは200万画素となっている。バッテリー容量は2500mAh。同社では、本機種をキャリアの制限がかかっていない、いわゆる”SIMフリー端末”として2015年夏までに国内発売する予定だ。なお、本機種は今年3月にスペイン(バルセロナ)で開催された携帯通信関連見本市「MWC 2015」にも参考展示されている。

前面の様子。開発機のため、UIの詳細は撮影の許可がおりなかった

当日の新商品発表会において、プラスワン・マーケティングCEOの増田薫氏は「ハードウェア、アプリ、通信の3つが揃ってこそ、三位一体のサービスが実現できる」とコメント。端末ラインナップの一角を担うモデルとして期待をかけるのが、このWindows Phone「Ninja」にほかならない。

同社では本機種を、一般消費者のみならず法人にも展開していく方針だ。増田氏は、その理由について「法人様においては、社内のシステムと同じOSのモバイル端末を使いたいというニーズが強い。Office 365との連携もやりやすくなり、環境が整った」と説明。マイクロソフトが提供するWindows 10 for Phonesへの無償アップデートも、スムーズに行えるように調整していくとしている。

なお、増田氏はWindows Phoneの発表については「タイミングを見計らって行いたい。面白いことを考えている」と言及。このことから、そう遠くはない日に大々的に発表するものと期待される。今後の動向に注目したい。