カシオ計算機は3月26日、1枚の顔写真からキャラクター画像を自動で作成するAndroidスマートフォン向けアプリ「撮ってキャラスタジオ」を公開した。Google Playにおける価格は無料(アプリ内課金あり)。なおiOS版も4月に公開する予定。同アプリの公開に先立ち、記者説明会が開催されたので、そちらの様子をお伝えしよう。
撮ってキャラスタジオは、1枚の顔写真からキャラクター画像を自動で作成するアプリ。様々なポーズをとらせたりセリフを合成したりして、21パターンの画像(PNG形式)を作成できる。完成した画像はFacebookやTwitter、電話帳などのプロフィールに利用できるほか、FacebookやLINEのメッセージでスタンプの代わりに使うことができる。
記者説明会では、同社 研究開発センターの加福滋氏が登壇。アプリで使われている技術について解説した。同氏によれば、カシオ計算機がデジタルカメラの開発で培った画像処理、信号処理、認識処理といった技術を本アプリに応用しているという。加福氏は「撮ってキャラスタジオでは、300点を超える顔の特徴を抽出している。目であればその大きさ、縦横比、近いか離れているか、鼻であれば尖った鼻、長い鼻、丸い鼻などを認識して、本物に最も近いイラストを紐付ける仕組みになっている」と解説した。今後、アプリで利用できるイラストの量も順次増やしていく予定だという。
なお、オリジナルスタンプを作成できるスタンプメーカー「pomrie(ポムリエ)」と撮ってキャラスタジオを連携することもできるという。会場ではデモが行われていた。