ブロックの決め手は2つ

――今度はKさんがブロックしたわけですね。一番の決め手になったのは何だったんですか? ここに至るまでにも学生時代から付き合ったり別れたりしていたわけで、ブロックのタイミングはもっと前にもあったんじゃないかと思うのですが。

Kさん:2つありますね。1つは相手にブロックされたことに対する仕返しです。もう1つは、そういうやりとりを今の彼氏に見られるのが嫌だったからです。既読スルーでもいいんですが、LINEがくると通知もされるし、誤解されても嫌なので。

――ブロックしたときの気持ちは?

Kさん達成感、ですかね(笑)。すっきりしました。

――Kさんにとってブロックってどういう意思表示なんですか? LINEでブロックするというのは、どれくらい大きな意味を持つ行為なんでしょう?

Kさんあくまでも私にとってはですが、最上級の拒絶行為ですね。今までその元カレにしかしたことがないですし、もう二度と会わなくていいと思わないとブロックまではしないと思います。

ブロックは最上級の拒絶行為とのこと

一時的に見えなくするだけではダメなのか?

――なるほど。でもブロックって解除もできるし相手にも通知はいかないから、とりあえず見えなくするためだけにブロックしてもいい気もしますが。

Kさん:でも既読が一向につかないと、いつか相手にバレる気がするんですよ。そのとき、ブロックしたってことがバレるのは困りますし、やっぱりブロックするってことは、一切の関係を断ち切るってことですね。だから、嫌だからって誰でもブロックできるわけではないです

――日頃の付き合いがあるとブロックしにくい?

Kさん:そうですね。関係性が大事です。その人とのその後を考える必要があるなら、ブロックはできないです。相手のことが嫌で、断ち切っても問題ない関係性で、さらに放置ではなく連絡が来ることすら困る場合にブロックします

――すべての条件がそろわないとブロックまではいかないと。

Kさん:そうですね。

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LINEにおいて、連絡を断つ手段はブロック以外にもいくつか存在する。友だち一覧から非表示にしたり、トークが来ても未読のまま放置したり、既読はするがそのままスルーしたりといった具合だ。どうやら、ブロックはその中でも、最高の拒絶行為らしい。

もしブロックされたなら、その相手との関係はもう終わりだと考えた方がいいのかもしれない……。