車マニアの中でも特に速さを重視する人がいる。たとえ公道での制限速度が限られていても、反動で車のシートに体が押しつけられるくらいの勢いで加速でき、ほかの車のドライバーが振り返って見るくらいスピードの出る車が欲しいのだ。

世間がエコ燃費だとか、安全性重視とか話していようと、彼らにとってはどうでもよいことなのだ。そんなマニアを満たすための世界10台の公道仕様の高速車を見ていこう。 ※価格、時速はアメリカでの相場である。

10.ゼンヴォ・ST1 最高時速:375キロ 価格:1億4800万円

たった15台しか製造されなかったがすべて売り切れている。ST1はデンマークの自動車メーカー、ゼンヴォ初のスーパーカーだ。6.8リッターV8ターボエンジンを搭載し、出力は1100HP以上、最高時速は370キロ以上。

9.マクラーレン・F1 最高時速391キロ 価格1億2100万円

1992年の初めから、走り屋注目の車。90年代半ばには、スピードをもっとも重要視した車だと考えられていた。この10年を通しても最高時速390キロ前後の車は世界の生産車の中で最速で、登場してから20年以上たった今でもトップ10の中に入っている。

8.ケーニッグゼグ・CCX 最高速度:395キロ  金額:6600万円

スウェーデンのスーパーカー。初めて製造されたのは2005年。2010年に会社がアゲーラOne:1に力を入れる前にはいくつかの違った型を呼び物にしていた。いまだに優れた車で、最高時速395キロまで出る。CCXのエコ仕様車であるCCXRはこれをしのぐというが、証明はされていない。

7.サリーン・S7ツインターボ 最高時速:399キロ 金額:7280万円

2000年に登場したS7をツインターボにバージョンアップして2005年に製造されたもの。アメリカの最初のスーパーカー。2つの排気タービンがあるだけでなく、出力も200HP以上増えた。ボディーも再加工され、かなりのダウンフォース(マシンを下方向に押さえつける力)も得られるようになった。

6.ブガッティ・ヴェイロン・グランスポーツ・ヴィテッセ 最高時速:408キロ 金額:2億7300万円

オープントップタイプの美しい車。最高時速408キロは、このタイプの車としては最速。0-60km/h加速は2.7秒で、車体重量1.8トンもすばらしい。この車で記録を作ったドライバーによると、最高速度に達するとさらに安定感が増し、ドラッグ(走行抵抗)をほとんど感じないという。

5.9ff・GT9-R  最高時速:408キロ 金額:8400万円

ドイツのメーカー9ffが2007年に発売した車。ポルシェ911をベースにした車だが、特にミッドエンジンが完全に取り換えられていて、大幅に改良されている。911のチューナー車というより、まったく別の車。試験速度は408キロだが、実際には413キロが最高速度ではないかと考えられているが証明はされていない。

4.シェルビー・スーパーカーズ(SSC)・エアロTT  最高時速:412キロ 金額:7900万円

2010年に先立って、SSCエアロは、最高速度でギネス記録をたたきだした。記録は破られたが、TTはアルティメットエアロのツインターボバージョンアップ版で、これまでのものよりも出力が100HP増し、トルク(回転力)は200ポンド以上増えた。後継車はトゥアタラ。

3.ケーニッグゼグ・アゲーラOne:1 最高時速:429キロ 金額:2億4200万円

メーカーは金額をはっきりと公表せず、アゲーラRよりも30%ほど高いと言っているだけだ。時速429キロとされているが、試験はしていないものの、メーカー側は439キロは出るだろうと話す。この車は世界初のメガカーと呼ばれてきた。名前のOneは、この車が出力1360HPに対して車体重量1360キロと1対1の割合になっていることからつけられた。

2.ブガッティ・ヴェイロン・スーパー・スポーツ 最高時速:431キロ 金額:3億2700万円

世界最速車のギネス記録をもっている公道仕様車。搭載されている8.0L W16 クワッドターボエンジンは出力1200HP。最高速度は431キロだが、ロードではタイヤの寿命のために415キロに制限されている。

1.ヘネシー・ヴェノムGT 最高時速:434キロ 金額:1億2100万円

テキサスを本拠地とするヘネシーパフォーマンス製造の美しいスーパーカー。2016年にはF5がお目見えする予定。最高速度466キロ。ボディーデザインによるダウンフォースによってドラッグ(走行抵抗)を軽減し、エンジンを改良したのが自慢だ。ボディーや一部のパーツはロータス・エキシージをベースにしているが、もはやチューナー車ではなく、事実上ヘネシーの生産車である。

カラパイア

ブログ「カラパイア」では、地球上に存在するもの、地球外に存在するかもしれないものの生態を、「みんな みんな 生きているんだ ともだちなんだ」目線で観察している。この世の森羅万象、全てがネイチャーのなすがままに、運命で定められた自然淘汰のその日まで、毎日どこかで繰り広げられている、人間を含めたいろんな生物の所業、地球上に起きていること、宇宙で起きていることなどを、動画や画像、ニュースやネタを通して紹介している。