筆者は365日メガネをかけている。外している時にさえ、クイっとメガネを押し上げる動作をしてしまうほど、もうメガネは筆者の体の一部と化しているのだ。そんなメガネユーザーの筆者が、この世でもっとも恐れているのは「レンズの汚れ」。指紋でも付こうものなら即座に拭き取るくらい、レンズの汚れを憎んでいる。

しかし、毎日かけているとレンズ以外にも汚れが蓄積していく。見て見ぬフリをするのが常だが、ファンデーションがこびりついているのを見つけてしまって「これはもうヤバイ」と思った時に出会ったのが上海問屋の「超音波洗浄機 DN-12750」だ。

メガネ屋さんの前によくあるアレ

超音波洗浄機とは、メガネ屋さんの前に「ご自由にどうぞ」なんて設置されているアレだ。超音波で水を振動させて、細かな泡で汚れを落としていくというもので、洗剤なども原則として必要ない。

意気揚々と手に入れた超音波洗浄機でさっそくメガネを……と思ったのだが、ここはメガネ人口の高い編集部。そして筆者はヒエラルキーの最下層にいる下っ端編集者。筆者のメガネは後回しで、まずは編集部・Iのメガネを洗浄してみた。

まずは編集部・Iのメガネを洗う。タイマーは180秒にセットした。ちなみに、タイマーは90秒・180秒・280秒・380秒・480秒の5段階で設定できる

キレイになったところで、筆者の順番がまわってきた。「よっしゃー!」と洗浄してみたのだが、なんだか雲行きがあやしいぞ。

本当にキレイになっているのだろうか……と不安になる

Iのメガネにこびりついていた汚れが、すべて筆者のメガネに。「吸着」という言葉がまさにぴったりだな、と感心した

賢明な読者ならお気づきのことと思うが、汚れた水は都度取り替えなければならない。水を取り替えてから洗浄してみたら、筆者のメガネもちゃんとキレイになった。ちなみに、水を取り替えた際に底面に汚れがたまっているのが見えたので、キッチンペーパーで拭きとってみると、恐ろしい光景になった(閲覧注意)。

筆者のメガネもちゃんとキレイになった。心底ホッとした

おや? 底に黒いものが……ということで、キッチンペーパーで拭いてみたら、汚れがびっしり。私のメガネ、こんなに汚れていたんだ、と実感できるとともに、超音波洗浄機の威力をまざまざと見せつけられた