現在テレビ朝日系にて毎週日曜朝8:00より放送中の特撮TVドラマ『仮面ライダードライブ』。2014年10月5日の第1話放送からおよそ5カ月が過ぎ、主人公・仮面ライダードライブ/泊進ノ介を演じる竹内涼真も絶好調で撮影に臨んでいる。

『スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号』より

さらに、2014年12月28日放送の第12話「白い仮面ライダーはどこから来たのか」からは、稲葉友が演じる仮面ライダーマッハ/詩島剛がレギュラー入り。本編も中盤に差し掛かり、アクション、物語ともにますますの盛り上がりを見せている。

そして3月21日には『ドライブ』のレギュラーも総出演する特撮映画『スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号』がいよいよ公開。石ノ森章太郎氏が企画したものの映像化に至らなかった幻の「仮面ライダー3号」が復活を果たす本作は、3号/黒井響一郎を俳優の及川光博が演じることでも大きな話題となり、全てのライダーファンのみならず、日本のヒーロー史における常識をも覆す物語が描かれるという。今回は泊進ノ介役の竹内と詩島剛役の稲葉の2人に、TVシリーズの裏話や、映画にかける想い、そしてそれぞれが思い描く「理想のヒーロー像」についての話をうかがった。

仮面ライダードライブ/泊進ノ介役の竹内涼真(右)と仮面ライダーマッハ/詩島剛役の稲葉友
撮影:大塚素久(SYASYA)

――放映開始から5カ月が過ぎ、仮面ライダードライブ&マッハとロイミュードとの戦いも盛り上がってきましたが、チェイス(魔進チェイサー)の動向も含めて、ミステリアスな展開で先が読めませんね。

竹内:最初の頃は、稲葉くんと「この先、こうなるんじゃない?」なんて予想していたんですけれど(笑)。

稲葉:そうそう。当初は先読みしようとしていたけれど、ここまで来るともう全く読みきれない(笑)。

竹内:今は一回一回の台本にしっかり向き合って、対応していこうと思っています。

――剛が初登場してから、早3カ月です。現在のドライブチームはいかがでしょう。稲葉さんが後から入った形ですが、今ではすっかりなじんでいますか?

竹内:それが、稲葉くんが途中から加わったという感覚が僕たちにあまりないんですよ。最初から、ずっと一緒に撮影しているような。

稲葉:涼真をはじめ、キャストの皆さんが優しく受け入れてくれたからね(笑)。

竹内:そこは、稲葉くんが入る前に周辺のコンディションをバッチリ整えていましたから(笑)。

稲葉:ありがたかったですよ。おかげで、神出鬼没な剛をリラックスして演じることができています。

――泊慎之介と詩島剛、それぞれ役柄と普段のご自身との違いはありますか。

竹内:そうですね……稲葉くん自身の時に比べると、剛のほうが声のトーンが3オクターブ高い(笑)。

稲葉:ちょっと! 3オクターブは言い過ぎでしょ! 裏声とかのレベルじゃないぞ(笑)。

竹内:いや、それくらい大げさに言った方が面白いって(笑)!

稲葉:確かに面白かったけどさ(笑)。普段の僕はあそこまで声のトーンを上げないです。特に剛が初登場する第12話、第13話の時点で、明確に声の出し方に変化をつけました。"喉仏のポジショニングが高い"といいますか(笑)。ああいう話し方、テンションの人が現実にいたらちょっとキツい? くらいの芝居を心がけていましたね。