2015年2月18日にOVA『ゆるゆり なちゅやちゅみ』が発売され、さらにTVアニメ第3期の制作も決定した『ゆるゆり』だが、それに先駆けて、2015年2月8日、CDリリース記念イベント「冬でもなちゅやちゅみ! トーク&ミニライブ」が、東京・科学技術館サイエンスホールにて開催された。

(写真左より)三上枝織、大坪由佳、津田美波、大久保瑠美

今回のイベントはOVAのOP/EDテーマとして2014年11月26日に発売された「ゆるゆりんりんりんりんりん」&「アフタースクールデイズ」のリリースを記念したもので、七森中☆ごらく部の三上枝織(赤座あかり役)、大坪由佳(歳納京子役)、津田美波(船見結衣役)、大久保瑠美(吉川ちなつ役)の4人が、計3回のイベントに登場し、トーク&ミニライブを繰り広げた。今回は、3回のイベントをダイジェストで紹介していこう。

七森中☆ごらく部の4人にとって、2015年の初イベントとなった今回。「あけましておめでとうございます」&「鬼は外」という挨拶での幕開けとなったが、心機一転ということで、あらためてファンに向かい合う。

三上「せーの!」
4人「七森中☆ごらく部です」
大久保「ちょっと待って。せーの! じゃなくて、"私たち!"」

1回目のイベントでは、久しぶりの挨拶とあって、掛け声を間違う三上。気を取り直しての2回目のイベントでは、

三上「私たちは~」
4人「七森中☆ごらく部です!」
津田「なんで、"は"を入れたの?」

スタートから笑いにあふれる会場だった……。

なかなか最初の挨拶が決まらない4人

オープニングトークに続いては「ゆるゆり なちゅやちゅみ を振り返ろう!」。こちらは、実際の映像を観ながら、『ゆるゆり なちゅやちゅみ』を振り返っていくコーナーで、衝撃の冒頭シーンやゆりゆりしいシーンなど、本編中の名(迷)シーンを、感想などを交えつつ、オーディオコメンタリーさながらにトークが展開された。

OVAの本編から名(迷)シーンを振り返り

続いては、アニメ本編ではなく、昨年末、東京、富山、大阪、名古屋で行われた舞台挨拶の振り返り。こちらは、舞台挨拶の模様を再現するというもので、1回目のイベントでは「見どころをジェスチャーで再現」(富山)、2回目は「大久保の夢を再現」(大阪)、3回目は「即興でスーパースターになりきって挨拶」(東京・池袋)をそれぞれ再現。再現とはいえ、もちろんそのまま再現されることはなく、2回目のイベントでは三上バージョンが行われたり、3回目のイベントでは大久保が思わず「池袋のときよりひどい……」と呟くなど、舞台挨拶に参加できなかった人はもちろん、実際に参加した人も改めて楽しめる内容となった。

舞台挨拶のプレイバック

続いてのコーナーは「帰ってきた ゆるゆり お願いランキング!」。イベントがバレンタインデー前ということもあって、3年前に行われたニコ生企画が、あらためてステージ上で繰り広げられた。本コーナーは、チョコレートにちょい足しして美味しいと思える具材をメンバーが持ち寄り、その美味しさのランキングをつけるというものだが、放送当時、あまりの衝撃に"放送事故寸前"とまで言われた伝説のコーナー。はたしてその結果は……。

伝説のコーナーがふたたび……

【1回目】
各メンバーがチョイスした具材は以下の通り。

大久保「白米」
津田「アスパラ(ボイル)」
大坪「かいわれ」
三上「スイートコーン」

前回、「きゅうり」+チョコレートというダークマターを生み出した大坪が放つ「かいわれ」。本来は「ヤングコーン」のつもりだったという三上の「スイートコーン」など、予想に違わぬ具材の集結に、舞台裏では審査員を務めるスタッフ陣の顔色も歪んでくる。

注目の結果は、

1位「かいわれ」
2位「アスパラ」
3位「スイートコーン」
4位「白米」

きゅうりとは異なり、思わぬ高評価を受けた「かいわれ」。それに対して「白米」は、「見た目から味まで全部ダメ」と、審査員からの酷評を集める。実際に、自分たちで試食するにあたり、思わず「ごめんなさい」と謝る大久保だった。

酷評を受けた「スイートコーン」(左)と「白米」(右)。見た目もかなり厳しいのでモザイク処理をしております

自らも試食してみる

【2回目】
予想通りの展開となりつつある本コーナーだが、2回目の具材は意外とまとも?

大久保「唐揚げ」
津田「おこげせんべい」
大坪「おつけもののカブ」
三上「たまごやき」

そして結果は、

1位「おこげせんべい」
2位「唐揚げ」
3位「たまごやき」
4位「おつけもののカブ」

1位の「おこげせんべい」は好評を得たが、2位の「唐揚げ」については、「2位だからおいしいわけではない」との評価。3位の「たまごやき」は「味が変」、4位の「おつけもののカブ」は「ただのカブとチョコ」ということで、「かいわれ」の奇跡はふたたびとはならなかった……。

「おこげせんべい」(左)と「唐揚げ」(右)。評価の高いものは見た目も悪くない

【3回目】
ラストの3回目は、各メンバーがかなりの攻めをみせる。

三上「スタミナ源たれ」
大坪「ピザ」
津田「ホタルイカ」
大久保「イチゴ」

前回「焼肉のタレ」で勝負した三上だったが、今回は「スタミナ源たれ」で勝負。青森出身の三上ならではのチョイスである。ここまで野菜系で攻めていた大坪は、方向転換して「ピザ」。一方、ここまではかなり良心的なチョイスだった津田が、満を持して放つ「ホタルイカ」には、会場中から疑問の声があがる。そして大久保は、媚びていくスタイルということで、「イチゴ」を投入するが……。

1位「ピザ」
3位「スタミナ源たれ」
3位「ホタルイカ」
反則「イチゴ」

1位の「ピザ」が文句なしの勝利となり、「スタミナ源たれ」と「ホタルイカ」は3位同着。「ホタルイカ」は、はらわたを抜いて、そこにチョコを詰めるという手の込んだ調理がなされたが、味については最低の評価を受ける。実際、大久保に「津田ちゃんはホタルイカがいけると思って出したの?」と問われると、津田は一言「正直すまんかった」。そして、注目の「イチゴ」は、「何も新しいアイデアがない定番」「腹黒」という理由でまさかの「反則」裁定となった。

評価の高かった「ピザ」(左)と手の込んだ「ホタルイカ」(右)

阿鼻叫喚の「帰ってきた ゆるゆり お願いランキング!」に続いては、お口直しのミニライブ。オープニグテーマ「ゆるゆりんりんりんりんりん」をフルバージョンで初披露したほか、エンディングテーマの「アフタースクールデイズ」を歌い上げ、およそ1時間のイベントを締めくくった。

(C)なもり/一迅社・七森中ごらく部