VAIOと日本通信は12日、共同で「VAIO」ブランドのスマートフォン「VAIO Phone」を発表した。今年1月に外箱だけが公開されており、本体のデザインとスペックが注目されていた。ユーザーが求める“ど真ん中”を狙っているというが、どのような端末になっているのだろうか。

両社のロゴ

MVNOとハードウェアの協業で付加価値を創造する

発表会にはVAIOの関取社長と花園執行役員、日本通信からは三田社長と福田副社長が出席。まずは三田社長が、日本通信が掲げるミッションとして、「通信キャリアができないこと、やりたくないことをやる」と紹介。現在のスマートフォン市場はアップルのiPhoneがNo.1だが、VAIOというグローバルでアップルと対抗できるブランドと協力して、プレミアムブランドのスマートフォンを販売したいと抱負を語った。

続いてVAIOの関取社長が登壇し、同社の新たなチャレンジがVAIO Phoneであると表明。モビリティに優れたデバイスと、通信の組みあわせをもっと進めようという話し合いの中で生まれたと明らかにした。もっとも、同社としてもリソースは限られているため、VAIOとしてはデザインとエンジニアリングを提供し、事業主体は日本通信側であると説明した。

VAIO Phoneを手にする両社長。VAIO Phoneの発表後、三田社長(左)と関取社長(右)はかたく握手を交わした