池袋というと、サンシャインや乙女ロードを筆頭に若者向けの施設が林立する街というイメージもあるが、実は洗練された大人が過ごすのにぴったりのスポットもある。キャッチコピーは「都心の大人のスパ施設」。18歳以上を対象とした「タイムズ スパ・レスタ」である。

タイムズ スパ・レスタ内の女性露天風呂(ジャグジー)

心身の再生を目指し五感を刺激

都心であることを忘れてしまうほどの静かな空間は、日頃の疲れを癒やすためにも、リラックスした時間を過ごしたいという人にうってつけ。池袋駅徒歩8分、サンシャインシティから徒歩1分という好立地でありながら、都心の雑踏とはかけ離れた静けさに身を置くことができるのだ。

「コンセプトは、洗練されたくつろぐ空間を通じて上質かつ快適な休息と快眠をサポートして、お客さまの心と身体の再生を促すことです」とスタッフが教えてくれたが、この実現のために数々の心憎い演出がなされているのだ。

まず、来場者が五感で四季を感じることができるよう、聴覚、視覚、嗅覚、味覚、触覚を刺激するための工夫がすばらしい。なんせ、エントランスからすでに、季節感あふれるアロマの香りが漂っているのだ。

フロントのシックな雰囲気もいい!

さらに、季節ごとに変化する自然の音を楽しめるよう、リラックスラウンジには特別な空間音響設計を施し、癒やし効果のあるさくら色のLED照明を導入。屋上庭園や館内の植物は四季を感じさせるものを選び、浴室やパウダーコーナーには成分や香りにこだわったアイテムを用意している。

もちろん、レストランの食材も吟味し、そのときどきで最もおいしい食材を使用している。

人気定番メニューのひとつ「いも豚ロースと季節野菜のセイロ蒸し膳」(1人前税込1,450円)

男性を魅了するイオンバスにフィンランドサウナ

営業時間は11:30から翌日の9:00までなので、お風呂も食事もリラックスタイムも、ゆっくりと時間をかけて楽しめるのがうれしい。充実したサービスと居心地の良さのためか、2006年の開業から9年余りの間に、リピーター数は着実に増加。近隣に暮らす人、勤める人を中心に、男性客も足しげく通っているのだとか。

男性用浴室の中で人気の浴槽は、微細な泡が肌の汚れや皮脂をきれいに落としてくれる「ホワイトイオンバス」。ちなみに、なぜホワイトなのかというと、マイナスイオンを放出するほど微細な泡によって真っ白に見えるためだという。

微細な泡が肌を美しく磨いてくれるホワイトイオンバス

また、さわやかな木の香りを楽しめる「フィンランドサウナ」(男性用浴室のみ)も人気が高い。サウナストーンに水をかけることで発生する蒸気を通して、熱気と湿度のハーモニーを楽しめる「ロウリュ」も毎日開催されているので、これを楽しみにしている常連も多いんだとか。

人気イベント「ロウリュ」

さらに、サウナと合わせて水温16度の冷水浴を楽しむのもオツなもの。露天に設置したリクライニングチェアでは、サウナ後の外気浴を堪能することができる。

女性はミストサウナとローズバスを堪能

女性用浴室で人気が高いのは、やさしいミストで包まれる「クリアミストサウナ」だ。用意された塩を使えば、「塩サウナ」として利用することもできる。「サウナの中で、塩を使ったビューティーケアも楽しんでくださいね」とスタッフも促す。

また、屋上庭園を眺めながら楽しめるのが、沖縄・久米島海洋深層水を使用した「露天ジャグジー」。毎週1回、バラの花を浮かべるローズバスも実施している。

クリアミストサウナ(塩サウナ)

露天ジャグジー

心ゆくまでバスタイムを満喫した後は、食事はもちろん、各種ボディケアを利用するのもおすすめ。アーユルヴェーダをはじめとした多彩なメニューをそろえる「忘我」、日本国内初となるマリン・コスメブランド「フィトメール」の名を冠したトリートメントサロンを上手に使い分けて、日頃のお手入れから特別な日のスペシャルケアまで楽しんでみてはいかがだろうか。

※記事中の情報は2015年2月取材時のもの