【レポート】

「将棋電王戦FINAL」開催までに読んでおきたい電王戦ガイド【プロ棋士編】対コンピューター適性が高い5人の棋士

1 人間vsコンピュータ最後の戦いへ

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将棋のプロ棋士とコンピュータ将棋ソフトが互いの意地とプライドを懸けて戦う「将棋電王戦FINAL」が、3月14日に開幕する。

最後の団体戦となる「将棋電王戦FINAL」3月14日より開幕

「将棋電王戦」は将棋のプロ棋士とコンピュータ将棋ソフトが戦う将棋棋戦。「人間はコンピュータとの知恵比べに勝てるのか」という視点から、将棋ファンの枠を超えて熱い注目を浴びている大会だ。これまでに3回の大会が開催されているが、4回目にあたる今回は「将棋電王戦FINAL」と名付けられており、いよいよ最終章の戦いに突入する。

勝負は5対5の団体戦形式で行われ、最終的に勝ち越した側が勝利者となる。大会の主催は、プロ棋士の団体である公益社団法人日本将棋連盟と、ニコニコ生放送でおなじみのドワンゴである。

これまでの「将棋電王戦」

■2012年 第1回
米長邦雄永世棋聖●-○ボンクラーズ

■2013年 第2回
阿部光瑠四段○-●習甦
佐藤慎一四段●-○ponanza
船江恒平五段●-○ツツカナ
塚田泰明九段(引き分け)Puella α
三浦弘行八段●-○GPS将棋

■2014年 第3回
菅井竜也五段●-○習甦
佐藤紳哉六段●-○やねうら王
豊島将之七段○-●YSS
森下 卓九段●-○ツツカナ
屋敷伸之九段●-○ponanza

これまでの結果は表を見れば一目瞭然。過去3年間で11戦行い、人間側が勝ったのはわずかに2度のみ。ある意味すでに決着がついていると言っても過言ではないが、それでもプロ棋士は最後の戦いに出場することを決めた。果たして彼らはどんな思いで戦いに臨むのか。本記事ではプロ棋士の思いに迫っていく。コンピューター側については、もうひとつの展望記事「ソフト編」を参照していただきたい。

「電王戦FINAL」の開催概要は次の通り。

第1局 3月14日(土)9:30 会場:京都・二条城
▲斎藤慎太郎五段 vs △Apery(第2回将棋電王トーナメント第5位/開発者・平岡拓也)

第2局 3月21日(土)9:30 会場:高知・高知城
△永瀬拓矢六段 vs ▲Selene(第2回将棋電王トーナメント第4位/開発者・西海枝昌彦)

第3局 3月28日(土)9:30 会場:函館・五稜郭
▲稲葉陽七段 vs △やねうら王(第2回将棋電王トーナメント第3位/開発者・磯崎元洋)

第4局 4月 4日(土)9:30 会場:奈良・薬師寺
△村山慈明七段 vs ▲ponanza(第2回将棋電王トーナメント第2位/開発者・山本一成)

第5局 4月11日(土)9:30 会場:東京・将棋会館
▲阿久津主税八段 vs △AWAKE(第2回将棋電王トーナメント第1位/開発者・巨瀬亮一)

「第3回将棋電王戦」第4局の舞台だった小田原城

今回の会場は、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのように第4局までお城と寺が続く。「第3回将棋電王戦」でも小田原城での対局があったが、和服に身を包んだ森下卓九段の胸を打つ戦いぶりが記憶によみがえる。最後の戦いにふさわしい最高のシチュエーションが用意されている。

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インデックス

目次
(1) 人間vsコンピュータ最後の戦いへ
(2) 対コンピュータ戦の適性も高い布陣、5人のプロ棋士の棋風
(3) 遠山雄亮五段インタビュー「コンピュータは強いが、人間と僅差で拮抗している」
(4) 人間vsコンピュータ最後の戦い、その意義とは

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