CPUはCore M、ファンレスを実現

ディスプレイは、すでに述べたように12.5型、1,920×1,080ドットのフルHD液晶。表面は光沢がなく、外光の映り込みが少ないノングレアタイプだ。

デジタイザーペンについては後述するが、もちろん指によるタッチ操作にも対応している。ディスプレイ表面には書き心地をよくするための特殊フィルムが貼られているが、液晶輝度を一定に保つよう改良されているという。実際、このシートのために画面が見えにくくなることはなかった。手触りもさらさらしており、指紋などの汚れも付着しにくいと感じた。

dynabook R82のディスプレイ(本体部)。表面には書き心地を良くするための特殊フィルムが貼られている

CPUに、2-in-1向けのBroadwell-YことCore Mを採用した「dynabook R82」は、本体内に冷却用のファンを持たないファンレスを実現した。内部には固体から液体に変化するときに熱が吸収される仕組みのシートを内蔵し、温度の上昇を抑えている。

仮に本体が熱くなったとしても、キーボード側は熱くならないので、ノートPCスタイルで膝に置いて使う場合は何の問題もない。

キーボード面。キーボードドッグにマグネシウム合金のフレームが使用されていることもあってか、たわみもなく、しっかりとした打鍵感が得られた

キーピッチは1.9mm。キーストロークは1.5mmを確保

キートップの中央には指のかかりをよくするため0.2mmの凹みが設けられている

ポインティングデバイスは、タッチパッドの他にアキュポイントを搭載

タッチパッドは12.5型としては広く取られている印象だ。クリックボタンを上下に備える

明るさを調節できるバックライトも装備。キーボードのバックライトは「Fn+Zキー」でオンオフできる

9日に発表された店頭モデルでは、Intel Core M-5Y31(900MHz)を採用しているが、試作機ではIntel Core M-5Y71(1.2GHz)を搭載している。よってあくまで参考程度となるが、PCMARK 8の結果を下記に記載する。なお、バッテリベンチマーク「BBench」の値は、液晶輝度が50%、電源管理設定がバランス、無線LAN接続がIEEE802.11acの状態で、10時間10分24秒(バッテリ残2%)という結果になった。

PCMARK 8 HOME ACCELERATED 3.0の結果

HOME Score 2261
Web Browsing - JunglePin 0.34804s
Web Browsing - Amazonia 0.14318s
Writing 5.30082s
Casual Gaming 9.52fps
Video Chat v2 / Video Chat playback 1 v2 29.97fps
Video Chat v2 / Video Chat encoding v2 135.0ms
Advanced Photo Editing part 1 0.37914s