ヤフーは5日、バックアップアプリ「Yahoo!かんたんバックアップ」のiOS版を公開した。スマートフォンやタブレット内のデータをヤフーのクラウドストレージ「Yahoo!ボックス」上に保存し、わかりやすさを追求したインターフェースで初心者でもバックアップ・復元が行えるという。また、iOSとAndroid間でのデータのやり取りも可能だ。はたしてこのアプリで本当に“かんたん”にバックアップができるのか、時間はどのくらいかかるのか、実際にアプリを使って試してみた。
Yahoo!IDがあれば即、バックアップがスタート可能
「Yahoo!かんたんバックアップ」は、初回起動の際にYahoo! JAPAN IDでログインする必要があるが、その後すぐにメイン画面が表示される。なお、本稿では基本的にiOS版を利用する。
バックアップ可能なデータは連絡先、画像、動画の3種類で、メイン画面上部にボタンとして表示されており、これらタップしてオン/オフすることでデータを「Yahoo!ボックス」に保存するかどうか設定可能だ。
アプリは難しいインターフェースがなく、メイン画面でバックアップしたいデータの種類を選択した後は、画面中央の「かんたんバックアップ」ボタンをタップするだけでバックアップがスタート。
従来のバックアップアプリは、保存したいデータのフォルダ選択や解凍先のパス指定が必要である程度ファイルやパスの知識がないと使いづらいものが多い中、「Yahoo!かんたんバックアップ」の操作の簡単さは魅力的だろう。
ここで保存したデータを復元したい場合、「Yahoo!かんたんバックアップ」内の操作メニューにある「復元」をタップして、バックアップデータと復元したいデータの種類を選択し、「復元開始」ボタンをタップ。復元したデータは復元先にアドレス帳アプリやアルバムアプリとデータを利用したい場所に展開される。