「追いLINE」という言葉をご存知だろうか。LINEでのやりとりの際、相手から返信がなくても立て続けにメッセージやスタンプを送りまくる行為のことだ。追い鰹などの「追い」と同じ意味である。

今回、話を聞くことができたKさん(女性・20代前半)も、追いLINEがやめられない一人。急ぎで連絡したいことがあるわけでもなく、たいした用事がなくても追いLINEしてしまうのだという。なぜKさんは追いLINEをしてしまうのだろうか。

インタビューに応じてくれた追い込み女子のKさん

死んだかと思って……

――実際の追いLINEの画面、見せていただけますか?

Kさん「いいですよ。見せられる画面、あるかな」

――えーと……まず21:33に最初のトークを送信してますね。そもそも最初のトーク自体、4回に分けて送ってるじゃないですか。その後、22:01分に「無視ですか?」スタンプ。さらに22:35に「うざい?」スタンプを。22:36分に「もう寝た?」スタンプ。21時台に4回、22時台に3回も追っていますね

2時間の間に計7つのトーク&スタンプ

Kさん「このときは最初のトークをどうしても伝えたかったんですよ」

――といっても、急用でもなく「この話知ってる?」みたいな雑談だから、たいした話じゃないですよね

Kさん「そうですね(笑)」

――相手はどなたですか?

Kさん「今の会社の同期の女性ですね。このときは結局、最後に送ったスタンプの30分後に返信が帰ってきたんですよ」

――1時間くらいなら最初のトークを送った状態で待てばいいんじゃないですか?

Kさんでも"既読"もつかないから、不安になるんですよね。死んじゃったかと思って

――えっ!? 何か不安要素を抱えた相手なんですか?

Kさん「いえ、まったくそういうことはなくて、誰に対しても不安になるんですよね、私