この春から新社会人となる皆様、そろそろ新生活の準備に入る時期ですが、いかがお過ごしでしょう? 新しい生活のサポートに、iPhone/iPadを活用したいところ。ということで、新社会人力をアップするのに使えるアプリ、iOSの便利な機能の紹介、後編をお届けします。

ビジネスシーンで使えるアプリとiOSの機能

Eight

ビジネスにおいては、まず、名刺交換からですよね。整理するのに無料で利用できる名刺管理サービス『Eight』を利用してみてはいかがでしょうか? 写真を撮るだけで名刺がデータ化され、グループ分けや時系列表示などで整理、検索できる状態になります。アプリとFacebookやGmailを連携させることで、アプリを利用している友人・知人と自動でプロフィール名刺を交換し"つながる"こともできます。一度つながった相手であれば、先方の名刺情報が変更された際に通知を受けることができ、内容を最新の状態に保てます。

Evernote Scannable』は起動すると即座に紙文書(レシート、名刺、文書など)を検出して、タップする必要なく自動撮影できるスキャナアプリです。撮影した紙文書は、メール、メッセージ、カメラロール、iCloud Driveに保存できます。iOS標準の『連絡先』アプリと連携することもできます。名刺を撮影すると、会社名、氏名、メールアドレス、電話番号、FAX番号を取り込み、自動で『連絡先』に情報を保存してくれます。LinkedInとの連携機能では、相手の顔写真を含むLinkedInプロフィールの情報を追加することが可能。もちろん、Evernoteと連携も可能になっています。

iCloudフォトライブラリ(現在はベータ版)」を利用するとiOS端末、iCloud.com上で撮った写真とビデオにアクセスできます

スキャンした名刺や書類、メモ用に撮影した写真はiOS標準の『写真』アプリ内で整理できます。「アルバム」をタップすると撮った写真が分類されているのが分かるかと思いますが。ここに新しいアルバムを追加してまとめておくことが出来ます。また、削除した写真は削除アルバムに一時的に保存され、期限内なら復元できます。案件やプロジェクトごとに保管に活用してみましょう。現在はベータ版での提供ですが、「iCloudフォトライブラリ」を利用すると、撮った写真とビデオを保存し、iPhone、iPad、iPod touch、iCloud.com上でアクセスできるようになります。

iOS標準の『ボイスメモ』

『ボイスメモ』は、名前の通り音声をメモできるレコーダーアプリ。会議や打ち合わせなど、ちょっとした録音に便利です。必要な部分だけトリミングすることも可能(ただし、編集後は復元できないので注意)。メールやメッセージ、AirDropでシェアすることもできます。

『リマインダー』の使い方はこちらでチェック

iPhoneを手帳代わりにしてくれるiOS標準アプリが『リマインダー』です。仕事から雑用まで、やろうと考えていることを整理してメモしておくことができ、時間や場所で通知する機能も装備しています。他のiPhone/iPadユーザーとiCloudを利用してToDoリストを共有することも可能です。

iOS 8で搭載された『ヘルスケア』は健康管理に便利なだけでなく……

社会人であれば、健康管理も仕事の一部です。睡眠やダイエット、摂取カロリーを管理できるアプリをピックアップしてみました。

眠っている時の状態を可視化できる『Runtastic SleepBetter』は、睡眠ログをとることで、効率的な睡眠習慣、快適な目覚めをサポートしてくれます。カフェイン摂取、運動、アルコール摂取、ストレスの度合いなど、外部要因が睡眠の質に与える影響をチェックできるほか、月の満ち欠けを把握できたり、夢日記をつけて良い夢、悪い夢の割合を算出など、ちょっと変わった機能も装備しています。

所謂、レコーディングダイエット用のアプリです。『RecStyle』。「体重」「体脂肪」などの項目に加えて、筋トレ用途に「筋肉量」の管理も行えます。その他にも「ウエスト」「BMI」「各種スタンプ(食べ過ぎ・運動・飲み過ぎ・便秘・体調不良・生理)」「メモ」など管理したい項目をカスタマイズして使うことができます。シンプルなユーザーインターフェースで、毎日1回、数値を入力するだけの簡単操作も特徴のひとつとなっています。

MyFitnessPal』は、食べたものと行ったエクササイズをただ入力していくという、体重/健康管理アプリです。400万以上の食品データベースから毎日のカロリー計算を自動で算出してくれます。現在の体重と平均的な運動量、目標とする体重を入力すると、自動的に1日の栄養/エクササイズの目標が設定されるのでいちいち計画をたてることもなくダイエットに励むことができます。

iOS標準の『ヘルスケア』アプリ

ピックアップした3本のアプリは、設定画面で「ヘルスケア連係」を「オン」にすることで、iOS標準の『ヘルスケア』と連携して利用することが出来ます。前出のアプリで計測されたデータは全てこの『ヘルスケア』に集約してチェック可能なので、個別にアプリを開かなくても一元的に管理できます。ワンタップでアクセスでき、現在の健康状態が一目でわかるというわけです。また、救急時にロック解除することなく必要な医療情報や緊急連絡先を参照できる「メディカルID」にも登録を行っておきましょう。お薬手帳の代わりとして使えるだけでなく、いざという時にあなたの命を救ってくれるものになるかもしれません(命の心配をしないといけないビジネスの現場というのは、いかがなものかと思いますが……)。

(提供:iPad iPhone Wire)