話はまったく変わるが、複数のデバイスに対応したBluetoothキーボードとしては、ロジクールの「Bluetooth マルチデバイス キーボード K480」も人気だ。キーピッチは19mmと大きく、キーストロークは2mmと十分なサイズが確保されている。ファンクションキーや半角/全角キーもあり、Windowsユーザーにとってはかなり使いやすい。実売価格も4,000円前後とお手頃だ。

ただ、K480は基本的にデスクトップ使用を想定した製品だ。大きさも重さも、持ち歩くには向いていない、個人的には、格安MSXを思わせるきょう体デザインには好感が持てるのだが、外出先へ持ち運ぶならUniversal Mobile Keybordだ。

利用時の接地面積は大きく変わるわけではないが(写真左)、Universal Mobile Keybordのカバーを閉じると大きさの違いは2倍以上となる(写真右)

端末設置用の溝が大きいK480は、カバーを付けたままでも利用できるというメリットもある

閑話休題。いまや、WindowsやiOS、Androidなど複数の端末を持ち歩くのは珍しいことではなくなった。スマートフォンやタブレットなどを2~3台、あるいはそれ以上携帯している人もいるだろう。そんな人にとって、Universal Mobile Keybordはピッタリのモバイルキーボードだ。

日本エイサーの8型Windows 8.1タブレット「Iconia Tab 8W」と合わせて持ち歩いても、総重量は772gだった。この軽さは大きな武器となる

ちなみに筆者は取材に出かける際、スマートフォンとタブレット、作業用のノートPC、さらに通話用のガラケーを持ち歩いている。さらにカメラやレンズ、ストロボ、ICレコーダーなどが加わるため、荷物を持ち運ぶだけでもひと苦労だ。今回、WindowsタブレットとUniversal Mobile Keybordを組み合わせてみたところ、思っていた以上に使いやすかったため、両方を購入しようかと本気で検討している。ノートPCを持ち歩かずにすめば、1kg程度は軽くなるはずだ。

このようにUniversal Mobile Keybordは、携帯性と使いやすさ、そしてマルチデバイスの便利さを兼ね備えたキーボードだ。外出先でも効率的に作業をこなしたいという人におすすめしたい。