『ソードアート・オンライン』や『魔法科高校の劣等生』など、数々のアニメ主題歌を担当するLiSA。武道館での2DAYSライブを成功させるなど、2015年も絶好調のLiSAが、3月4日には3rdフルアルバムとなる「Launcher (ランチャー)」をリリースする。

LiSAの3rdフルアルバム「Launcher」は3月4日リリース! こちらは初回生産限定盤のジャケットイメージ

本作には、「Rising Hope」や「シルシ」などのタイアップ曲をはじめとする、シングル収録楽曲5曲に、新曲9曲を加えた全14曲を収録。LiSAの勢いそのままに、ロックなナンバーを詰め込んだ1枚となっている。初回生産限定盤と通常盤の2ラインナップで、初回生産限定盤には、野外ワンマンライブ「LiVE is Smile Always ~LiSAMMERLAND~」の模様を収録したライブ映像や「No More Time Machine」のミュージッククリップを収録した特典ディスクのほか、48P撮り下ろしブックレットが封入される。

そこで今回は、3rdフルアルバム「Launcher」の発売を前にLiSA自身が語ったメッセージを紹介しよう。

LiSAが語る3rdフルアルバム「Launcher」

――3月4日にリリースされる3rdフルアルバム「Launcher」ですが、まずは制作にあたってのコンセプトを教えてください

LiSA

LiSA「今回はとにかく強いアルバム、勢いのあるアルバムを作ろうと思いました。昨年、これまでLiSAとして表立ってやらせていただいていたロックテイストの強い曲として『Rising Hope』でスタートし、その後に『BRiGHT FLiGHT / L.Miranic』という、ピンク/ブラックという作品があり、ミディアムの『No More Time Machine』、バラードの『シルシ』と、すごくバラエティに富んだ展開をやらせてもらいました。それによって、LiSAとしての軸がすごく太くなってきたので、もうありのままで何をやっても全部LiSAになると思うんですよ。だから、今度はとにかくその勢いを前面に出した曲をたくさん作りたいと思いました」

――タイトルが「Launcher」になったのは?

LiSA「勢いのあるアルバムを作りたいと思っていたら、本当にすごくカッコイイ曲がたくさん揃った。じゃあ、その勢いを表せるタイトルは何かと考えたら、やっぱり『Launcher』がいいなと」

――「Launcher」という言葉には元々どういうイメージがありましたか?

LiSA「"突破"とか"発射"とか"ぶっ放す"、あとは"起動"とか。ロケットランチャーみたいなイメージもありましたし、ソフトを立ち上げるアプリケーションのランチャーもありますよね。だから、気持ちだったり、勇気を出す一歩、明日に踏み出す一歩だったり、何かそういう風に立ち上がる一歩という意味をこめて『Launcher』というタイトルにしました。あと、基本的に私のアルバムのタイトルは『L』で始まるので」

――「L」で始まる勢いを表現できる言葉という感じですね

LiSA「そうですね。実際、『L』で始まる良い言葉はないかと思いながら探したという流れもあります(笑)」

――そんな「Launcher」の最初の曲がタイトルチューンの「Mr.Launcher」になります

LiSA「やはり最初は勢いのある曲を持ってきて、『Launcher』という作品の主人公のドラマ、感情や強さを表現したかった。それで曲名も言葉が刺さるものとして『Mr.Launcher』がいいなと」

――曲順は、曲が集まった段階から決まっていたのですか?

LiSA「『Mr.Launcher』から『Rising Hope』という始まりと、最後は『No More Time Machine』から『シルシ』で終わるという流れだけは最初から自分で決めていました。そのほかはギリギリまで悩んだ感じです。曲順については、『Launcher』というアルバムで、どんなドラマ、映画を作りたいかを考えたんですよ。その中で、『Mr.Launcher』という曲は、2015年の武道館が終わった後に歌いたい曲というものを想像して作りました。それに続く『Rising Hope』はいわば映画の回想シーンですね。『Mr.Launcher』がお婆ちゃんになった私だとしたら、『Rising Hope』は『若い頃はね……』みたいな感じです(笑)」

――2014年という1年を一生のような感じで振り返るわけですね

LiSA「だから、頭の2曲と最後の2曲だけは最初から決まっていた感じです」