ANAグループでは3月3日のひなまつりに、女性スタッフたちによる「ひなまつりフライト」を実施。フライトはANA333便(名古屋/中部12:50発・熊本14:25着)とANA33便(羽田16:00発・伊丹17:10着)の2便で、ANA33便は女性スタッフたちに見送られながら、233人の乗客を乗せて飛び立った。

年に1回、女性たちが総動員する「ひなまつりフライト」

同フライトは、ANAグループ女性スタッフ(副操縦士、整備士、グランドハンドリングスタッフ、客室乗務員、グランドスタッフ)により実施されるフライトで、スタッフたちは桃の節句の桃にちなみ、ピンク色の制服やベストを着用。CAもピンク色のスカーフを身に付けていた。なお、機長のみ、男性スタッフが担当した。

手書きメッセージ付きのひなあられを500個用意

搭乗前には、乗客たちにひなあられをプレゼント。用意された500個のひなあられには、女性スタッフたちが手書きしたメッセージを添えられており、一つひとつ異なるメッセージが記されていた。整備士やグランドハンドリングスタッフも加わり、乗客と会話をしながらひなあられを手渡ししていたところ、CAと違ってなかなか会えないこともあってか、「整備士に女性スタッフもいることがなんだか新鮮です」と話す乗客もいた。

女性スタッフたちがメッセージを添えたひなあられを配布

ボーイング777-200型機を用いたANA33便には、副操縦士を含む18人の女性スタッフが担当。飛行機を滑走路に押し出す(プッシュバックする)車「トーイングカー」にも、この日だけ桃の花がデザインされていた。また、飛行機の側には水で「ANA 2015 ひなまつりフライト」とデザイン。同便を担当したスタッフも含めて、女性スタッフたちが飛行機が飛び立つ直前まで手を振って見送りを行った。