ワイモバイルは2月26日、GoogleのNexus Playerを発売するにあたって、都内でランチパーティーを開催。報道関係者を対象にNexus Playerのデモンストレーションを行った。イベントでは「Nexus Player」の発売日を2月27日と発表。全国のY!Mobileショップやソフトバンクショップ、家電量販店など約3,000店舗が取り扱う。

丸型のNexus Player本体と音声認識にも対応するリモコン。価格は価格は税別12,800円

専用のゲームパッドは別売りで価格は税別4,980円

音声操作にも対応した世界初のAndroid TV搭載STB

Googleが開発した「Nexus Player」は、OSにAndroid TVを搭載し、テレビに接続して利用するセットトップボックス。本体にはHDMI出力とIEEE802.11ac(MIMO技術)対応のWi-Fi機能を搭載。メモリは1GB、ストレージは8GB、プロセッサに4コア/1.8GHz動作のインテル Atomを採用している。テレビとの接続はHDMIケーブルを繋ぐだけだ。

ChromeCastとは異なり、スマートフォンと連携することなく、単体で利用することが可能。HuluやU-NEXTなどの動画配信サービスやゲームなどの専用アプリが用意されている。

ただし、GoogleCast機能にも対応しており、Androidスマートフォンの画面をテレビに映し出すこともできる。この場合、NTTドコモの「Dビデオ」や「Dアニメ」など、GoogleCastに対応したアプリの映像もキャストすることが可能だ。

会場にはゲームのデモ画面も用意。イベントでは実際にゲームのプレイ映像も流れた

Huluをはじめとしたさまざまな映像配信サービスがアプリとして提供される

会場には国内でNexus Playerを販売するワイモバイルの代表取締役兼CEOエリック・ガン氏が登壇。ワイモバイルを含む、ソフトバンクグループだけがNexus Playerを発売することを発表した。

続いて登壇したGoogle社のGoogle Play アジア太平洋地域統括副社長のクリス・ヤーガ氏は、アクティブなAndroid搭載端末が10億台のマイルストーンに達したことを報告。そして今回のAndroid TVの登場により、「より大きな画面に没入してコンテンツを楽しめる」ことをアピールした。

壇上で握手を交わすワイモバイルのエリック・ガン氏とGoogleのクリス・ヤーガ氏

Android TVはシンプルなUIで簡単にゲームやアプリ、動画配信サービスなどが選べる

Googleの音声認識機能を使った操作が可能

スマートフォンと同じゲームを大画面でプレイできる

再び壇上に上がったワイモバイルのエリック・ガン氏は、2014年1月から2015年1月期におけるAndroidスマートフォンの新規契約販売台数でワイモバイルがナンバーワンになったことを紹介。Nexus 5やNexus 6を国内キャリアで唯一発売してきたことを振り返りつつ、Nexus Playerは「契約、2年縛りなし」と宣言した。

さらにキャンペーンとして、ワイモバイルではMNP転入でNexus6を契約した場合、ソフトバンクモバイルではAQUOS CRYSTALを新規契約した場合において、Nexus Playerを0円でプレゼント。また、Googleからは、映画の視聴やアプリの購入などができる2,000円分のコードがプレゼントされるという。

スマホ新規販売台数NO.1(GfK調べ)

Nexus Playerが無料になるキャンペーンも実施