タブレットをお持ちの多くの方が、スタンドや、スタンド機能の付いたカバーを併用しているのではないだろうか。タブレットは、フラットなところがタッチ操作に向いているのだが、それでも立てて使いたくなる頻度は高い。まあ、こんな具合に筆者もスタンド派であるのだが、今回紹介する「Yoga Tablet 2 with WINDOWS」は、自立スタンドを搭載した本体のみで「立つ」ことができるタブレットだ。

レノボ「Yoga Tablet 2 with WINDOWS」(Yoga Tablet 2-1051F)

レノボ・ジャパンの「Yoga Tablet 2」シリーズは、他社には無い独特の本体デザインが目を引く、同社のコンシューマ向けタブレットの主力シリーズだ。AndroidモデルとWindowsモデルが似た本体デザインでラインナップされているのも、選択肢という点でとてもユニーク。今回はそんなYoga Tablet 2のWindows 8.1 with Bing搭載モデルから、10.1型タイプの「Yoga Tablet 2 with WINDOWS」(Yoga Tablet 2-1051F)の使い勝手を試してみたい。

Yoga Tablet 2-1051F

■試用機の主な仕様 [CPU] Intel Atom Z3745(1.33GHz) [メモリ] LPDDR3-1600(PC3L-12800)2GB [ストレージ] eMMC 32GB [グラフィックス] Intel HD Graphics(CPU内蔵) [ディスプレイ] 10.1型IPS非光沢、1,920×1,200ドット、10点マルチタッチ [バッテリ駆動時間] 最大約15時間 [本体サイズ/重量] W255×D183×H3~7.2mm/約629g [価格] 44,000円前後

スタンドから発展する4つのスタイルをチェック

Yoga Tablet 2 with WINDOWSの特徴は製品の写真を見れば一目瞭然、通常のタブレットとは一線を画すデザインだ。通常、タブレットと言えば「スレート」、つまりフラットな板状のデザインが基本なのだが、Yoga Tablet 2シリーズでは、長辺の片方に円柱状のパイプを加えたような厚みが設けられている。通常のタブレットのように完全にフラットになるようなことはない。片側がちょっとだけ浮き、わずかな傾きが生まれる。まずここを理解しておく必要があるだろう。とは言っても、角度は浅いため、複数人で覗きこむような用途でも(多少の違和感があるかもしれないが)実用上の問題はほとんどない。

片方が円柱状に膨らんだ独特のデザイン

平台に置いても完全なフラットにはならない

さて、この円柱状部分(実はこの部分、中身はバッテリセルが並ぶバッテリーシリンダー)に備えられている機能がスタンドだ。スタンドとなる部分の幅は本体長辺のほとんどを占めている。スタンドとなるバッテリーシリンダー部分をグッと掴み、本体側を回せば開くことができる。スタンドとして開いた場合は、ディスプレイ面が垂直に近い約85°となる。キーボードと組み合わせた入力作業や、就寝時にベッドサイドに置いて音楽や映像を視聴するのに最適……いや、気取らずに言えば「ごろ寝しながらの視聴」に最適なのだ

バッテリーシリンダー部分を回転させ、スタンドを開く

スタンド形状での角度は1ポジションで調整できない

スタンドを引き出した状態で寝かせても利用できる。タッチ操作時に丁度よい角度だ

また、さらに1段開くと、今度はスタンド部に設けられた穴を使い、壁面などのフックに掛けられるようになる。例えばマグネットフックを使えば冷蔵庫の扉に吊るすこともでき、キッチンにもPCを置くことが可能になる。防水仕様ではないため、操作の際には必ずタオルで手を拭く必要があるものの、レシピチェック用の端末としてはかなり便利だ。ほかにもカラビナやS字フックを併用すれば、取っ手や桟(さん)のような場所に吊るすことも可能だ。いろんな所に置けるため、これまでPCを使っていなかったところに進出できる。そして新たな使い方が見つかるところが、本製品の楽しいところだ。なお、吊った際に、下辺となる部分(天板上部裏)には磁石が埋め込まれており、金属扉に吊るす際にはこれがピタッとくっつき安定する。

スタンドをもう1段開くと、ほぼフラットになる

フックを活用して様々なところに吊るすことができる。天板の上辺にはマグネットがあり、金属の壁面なら吊るした状態でもグラグラせずピタッとくっつく

ほかにも、バッテリーシリンダー部分は手に持った際にグリップとしてもしっくりくる。本来、タブレットは薄さを追求するものではあるが、薄さとホールド感はトレードオフになりがちだ。とはいえ厚みは厚みであるため、デメリットとしてかばんに入れる際に通常のタブレットよりも幅を専有することは否めない。20mm程度なので、通常のカバンであれば問題になることはないと思うが、荷物がパンパンな時にはちょっと悩みどころだ。

バッテリーシリンダーで膨らんだ部分がグリップしたときにしっくりくる