キャリアに契約するより格安で通信回線が使えるということで人気のMVNO。昨年末は、定額で容量無制限のサービスが増えたが、先日、NTTぷららが「ぷららモバイルLTE」に音声通話を加えたプランをスタートさせた。

容量無制限かつ定額でなおかつ音声通話が可能なプランとして、NTTぷららのほかにソネットの「モバイル LTE +Talk Lプラン」、U-NEXTの「U-mobile 通話プラス LTE使い放題」と日本通信の「b-mobile SIM 高速定額 音声付」がある。はたしてこれらのプランはどのような違いがあるのだろうか? 価格やサービスなどの点で比較した。

通信が安定していると評判のNTTぷららのサービス

NTTぷららの新サービス、「定額無制限プラン 音声通話プラス」は通信速度が上り・下りともに3Mbpsで、月額使用料が税別3,460円だ。

通信速度が上り下りとも最高3Mbpsで決して速いとは言い難いが、従来のぷららの容量無制限プランは、利用時間帯や状況で通信状況にバラツキが出がちなMVNOの中では通信が比較的安定していると利用者からの評価が高い。

無料オプションとして、ひかりTVの映像が見られる「ひかりTVエントリープラン」と、有害なサイトや通信を遮断する「ネットバリアベーシック」、繰り返しかかってくる迷惑電話やイタズラ電話を拒否できる「迷惑電話ストップサービス」の3つが用意されている。

ただし、国際電話はドコモの通信網が利用できるものの、留守番電話やキャッチホン、転送電話といった電話利用に便利なサービスがオプションで用意されていないのは残念なところ。安定した通信ができる環境を目指しているけど、ついでに音声通話もできればいいな、と考えている向きに良さそうだ。