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100円で! 今週の映画

iTunes Storeのムービーには、テレビやシネアドであまり宣伝されないミニシアター系の作品も数多くラインナップされています。大事件も派手なアクションもないけれど、ハリウッド大作にはない魅力がたくさん詰まっているのが魅力。今週の映画は、そんなミニシアター系からの1本です。

主人公は「Guy(男)」と「Girl(女)」という、名前が設定されていない二人。ストリートミュージシャンのGuyと、楽器店でピアノを弾くことが楽しみのGirlが、音楽を接点に出会います。

Guyを演じるグレン・ハンサードは、1990年から活動を続けているバンド The Framesのフロントマン、Girlを演じるマルケタ・イグロヴァはチェコ出身のシンガーソングライター。歌や演奏のシーン、作詞作曲も本人たちがこなしています。音楽を媒介に、ちょっとワケありな二人にどんな交流が生まれるのか。かつてミニシアター通いをしていたみなさん、今週はその気分を思い出して楽しんでみては?

(作品紹介) >> ONCE、たった一度の出会い。ある日、ある時、ダブリンの街角で…。男(グレン)と女(マルケタ)は、恋か友情か、心の通じる相手を見つけた。男は穴の空いたギターを抱え、街角に立つバスカー(ストリート・ミュージシャン)。女は楽器店でピアノを弾くのを楽しみにするチェコからの移民。そんな一見、なんの接点もない二人を、音楽が結びつける。一緒に演奏する喜びを見つけた二人のメロディは重なり、心地よいハーモニーを奏でる。そんなどこの街角でも起こりえる出会いが、静かに動き始める……。

つながり作品

「映画の半分は音楽」と言った映画監督がいましたが、この作品はその言葉通り音楽が本当に魅力的です。主演の二人は撮影が終わってからもミュージシャンとして共演を続け、オリジナルのアルバムもリリースしました。このアルバムには映画のタイトル曲『Falling Slowly』も含まれているので、映画を見て彼らの音楽をもっと聞きたいと思ったら、ぜひこちらも聞いてみてください。

グレン・ハンサード & マルケタ・イルグロヴァ「The Swell Season (with Marja Tuhkanen & Bertrand Galen)

無料で! 今週のブック

マンガの面白さは、友情・努力・勝利、出会いや別れといった出来事に登場人物たちが触れてストーリーが描かれていきますが、一般的に私たちの人生はそう劇的ではありません。けれど、人生の文脈とは全く関係ないところで、猫の寝相や偶然知った豆知識や仕事中の会話など、何でもないことを面白いと思う瞬間があるものです。それは、いわゆるマンガ的な文脈で読む面白さとはちょっと違う性質の面白さと言えるでしょう。今週のブック『ニワミヤさん』は、それをマンガにしたような作品です。

ニワミヤさん(教師)と動物の生徒たち、そして彼らの周辺および全く関係ない所に生きるキャラクターたちが、それぞれに人生("人"生?)を送っています。人生という文脈を遠くに置くことで、熱血や冒険とは異なる面白さがじわじわと積み上げられていくのは、誰かの日常を時々垣間見るTwitterに近いのかも。キャラクターたちがこの4コマの出来事をどんなふうにツィートするのか、想像してみるのも楽しいかもしれません。

ニワミヤさん 』たかしまてつを

(作品紹介) >> たかしまてつをの頭からカオスが噴き出した! 糸井重里氏が「かわいいマンガ」と絶賛した「ほぼ日マンガ大賞」受賞作『ブタフィーヌさん』をはじめ、様々なジャンルで活躍するたかしまてつを氏の本作は、かわいいだけじゃなく、ちょっとブラック。WEB連載時より、ファンの間では「これぞたかしまてつをの真骨頂」と呼び声の高い、シュールな4コマストーリー『ニワミヤさん』。 電子書籍化に伴い、特別書き下ろし特典も収録。ほんわかした中に、ピリリと効いたシニカルな笑いが癖になります。

つながり作品

たかしまてつをさんは、雑誌の編集者を経てイラストレーターとして活動を始め、2005年に『ほぼ日マンガ大賞』受賞をきっかけに『ほぼ日刊イトイ新聞』で『ブタフィーヌさん』の連載が開始されました。たかしまさんの描く4コママンガは、マンガ的な文脈で読むとひたすら「ゆるふわ」な印象ですが、読み続けているとゆるいのにどこかシュールで、時々ちょっぴり刺さるものが感じられます。『ブタフィーヌさん』は時々ふと切なさもあって、生きることを抽象的に悩んでいる人にとっては気付きの多い作品かもしれません。

『ほぼ日刊イトイ新聞』で2000回連載された『ブタフィーヌさん』たかしまてつを