コンテンツへの集中度が高まりそうなForce Touch

個人的に最も可能性が高いと考える「次のiPhoneのインターフェイス」は、発売予定のApple Watchに搭載されるForce Touchだ。

Force Touchは、対角38mmあるいは42mmという非常に小さなマルチタッチディスプレイを備えるApple Watchに対する新しい操作方法として、デジタルクラウンとともに搭載される。直訳すると、力をかけたタッチ。つまり単なるタップではなく、少し押し込む動作を認識してくれるという意味だ。

ディスプレイを押し込むことで操作が行えるForce Touch

Apple Watchのヒューマンインターフェイスガイドラインによると、Force Touchを行ったコンテンツに関連あるメニューを開く際に使われるという。例えば時計でForce Touchを行った場合、時計のカスタマイズに関するメニューが表れる、といった具合だ。

これがiPhoneに搭載される場合、どうなるだろう。例えばコントロールセンターを開いた際、現在はWi-Fi、Bluetooth、おやすみモードなどのON/OFFしか利用できない。もし、Force Touchでメニューが開けば、Wi-Fiの基地局を選んだり、Bluetoothのペアリングメニューやデバイス選択をしたり、といった関連のアクションをその場で行える。現状のように、わざわざ設定アプリを開き、該当する項目を探す必要がなくなるわけだ。

あるいは写真を見ている際、Safariでウェブを見ている際にコンテンツに対して直接Force Touchを行って共有メニューを開けるようにしても分かりやすい。何か変えたかったり、設定したかったり、アクションを起こしたい場合にForce Touchが利用できるようになると、より直感的にコンテンツに集中できるようになるのではないだろうか。