3月21日~22日に東京ビッグサイトで開催される「AnimeJapan2015」のプレゼンテーションが23日、東京・池袋のアニメイトホールで行われた。

「AnimeJapan2015」総合プロデューサーの池内謙一郎氏(株式会社サンライズ)、廣岡祐次氏(バンダイビジュアル株式会社)がAJポーズでアピール

プレゼンテーションには、総合プロデューサーの池内謙一郎氏(株式会社サンライズ)と廣岡祐次氏(バンダイビジュアル株式会社)、ビジネス・海外カテゴリープロデューサーの高橋祐馬氏(株式会社アニプレックス)と北上浩司氏(日本動画協会)、ファミリーアニメフェスタプロデューサーの太田勝也氏(NBCユニバーサルエンターテイメントジャパン合同会社)、エンターテイメントカテゴリープロデューサーの野島鉄平氏(株式会社ポニーキャニオン)が登壇した。

今回の「AnimeJapan2015」では、キッズ向けエリアを「ファミリーアニメフェスタ」に改称。イベント内イベント的な位置づけで、ファミリーを呼びこむ施策に力を入れていく。「AnimeJapan」名物のRED、BLUE、GREENの3つのイベントステージは今回も健在で、さまざまなステージイベントも実施。発表会の冒頭には今年度の新キャッチコピー「アニメを、もっと、好きになる。」と共に新キービジュアルを初公開された。さらに今回は各カテゴリーごとに宣伝ビジュアルを用意し、会場入口を『天城ブリリアントパーク』、ドリンク&フードコーナーを『幸腹グラフティ』と『東京喰種√A』のビジュアルが彩る。新規施策としては、3月20日に前夜祭イベント「AJ Night」をZeppTokyoで開催。さまざまなレーベルからアーティストや豪華DJが登場し、18:00~22:00に渡って「AnimeJapan」を盛り上げる。

注目はビジネスエリアの新設。ビジネスエリアは3月20日、21日に開催、ビジネス関連企画を強化拡充する。ビジネス・海外カテゴリーの宣伝ビジュアルには島耕作を起用し、ビジネスエリアではセミナーステージも展開し、「攻殻機動隊 REALIZE PROJECT in AnimeJapan(仮)」「アニメ業界の最前線で活躍する人たち(仮)」「アニメ制作を支える製作委員会現場担当者座談会(仮)」などが予定されている。また、コラボレーションショーケースでは「アニメ×47都道府県コラボ事例展示」「アニメ×伝統工芸」といった展示を行い、アニメ作品と伝統工芸のコラボアイテムの販売も予定しているという。

「ファミリーアニメフェスタ」にはキッズに人気のアニメが集合。参加タイトルは『アイカツ!』『GO!プリンセスプリキュア』『妖怪ウォッチ』『名探偵コナン』『ONE PIECE』などビッグタイトルが並ぶ。ファミリー限定エリアにはベビーカー置き場、授乳室、ファミリー専用入場口を設置。小学生以下入場無料など家族向けの施策をより拡大していく。会場内には「こどもアニメスタジオ」も設置され、自分が描いたまるちゃん(『ちびまる子ちゃん』)が動く「アニメを作ろうコーナー」、アニメの世界で写真が撮れる「写真を撮ろうコーナー」などを予定。ファミリーアニメフェスタは家族連れしか入場できないが、ファミリーアニメフェスタ専用入口入場者の一般エリアへの移動は自由となる。

エンターテイメントカテゴリではRED(2,000名)、GREEN(1,000名)、BLUE(500名)の3ステージを用意。カラーステージは最新アニメなどのコンテンツのステージが中心で、現時点で二日間で計40ステージ以上が発表されている。ステージの詳細は

公式サイトまで

新作アニメ中心の3つのカラーステージ以外にも、「Anime+Stage」として企画色の強い主催者ステージを用意。「アニメグッズ企画コンペティション」「第1回アニラジアワード」「コスプレパフォーマンスステージ」「3大アニソンフェス座談会」「アニメ現場真剣しゃべり場」などが用意されている。

そして、これまでは記者向けにクローズドな場で行われていた「Animelo Summer Live 2015 記者発表会」が「AnimeJapan」会場内で行うことがアナウンスされると、会場からどよめきも。また、会場内にはオープンシアターを設置され、土曜日のテーマは「アイドル」、日曜日のテーマ「ロボット」で、アニメ雑誌『月刊ニュータイプ』(角川書店)がセレクトしたさまざまな作品の名話数を無料上映する。エンターテイメントカテゴリでは、ほかにもチャリティーオークションや謎解きゲームなどさまざまな施策が発表されていた。

気になるステージイベントの参加方法は、ステージ観覧抽選応募券付入場券が1月24日より販売中。価格は中学生以上が1,600円(税込)で、アニメイト、CNプレイガイド、セブンイレブンなどで販売予定。

今回の「AnimeJapan」の新施策の意図と方向性は、アニプレックス高橋氏の締めのあいさつの「僕らは10年後も50年後もアニメを見たいと思っています。そのためにはビジネス的な盛り上がりも必要です。子供さんにアニメに触れて頂いてアニメを好きになってもらうことも大事です。何よりも今アニメを愛してくれている人にエンターテイメントを提供することも大事だと思います。それが全て詰まっているのがAnimeJapanです」という言葉に現れていた。AnimeJapanは3月21日~22日に東京ビッグサイトで開催される。