【インタビュー】

田中麗奈、30代で見えた女優の道「10代や20代は苦しかったことの方が多かった」

1 無我夢中で緊張した7年前のドラマ

 
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1月8日スタートのTBS系ドラマ『美しき罠~残花繚乱~』(毎週木曜21:00~21:54)で主演を務める女優・田中麗奈(34)。民放の連続ドラマで主演を務めるのは、2008年に放送された『猟奇的な彼女』以来約7年ぶり。今の心境、そして、現在の演技との向き合い方を聞いた。

ドラマ『美しき罠~残花繚乱~』で主演を務める田中麗奈 撮影:大塚素久(SYASYA)

福岡県久留米市出身の田中麗奈。1998年に公開された『がんばっていきまっしょい』で主演として銀幕デビューを果たした。同作で第22回日本アカデミー賞新人俳優賞をはじめ、映画賞を総ナメ。その後も『はつ恋』(00年)、『東京マリーゴールド』(01年)などの作品が話題となる中、月9ドラマ『Over Time オーバー・タイム』(5~7話)に続いて、2008年に満を持して『猟奇的な彼女』でSMAP・草なぎ剛と共に主演を務めた。田中が27歳の頃だ。

「その時はドラマが初めてのような状態でしたから、いろいろなことに無我夢中で緊張していました。台本が何冊もあったりして、そういうドラマのスタイルやリズム、生活…すべて初めてに近い経験だったので、大変でした」と思い返す田中。「終わった後は、ホッとした気持ちが大きかったかもしれないです」と記憶を呼び起こし、「やっぱり、視聴者の皆さんが最後までどうやって観てくれるのかなとか、どういう主人公だったら引っ張っていけるんだろうかとか。皆さんに共感を持ってもらいながら、どんな展開だと次を楽しみにしてくださるのかなとか。そういう目線で今はドラマに臨めています」と今の自分と比較した。

田中が今回演じるのは、大手流通グループに勤務する34歳未婚のOL・西田りか。妻子持ちの荘太(村上弘明)との不倫に未来はないと理解しつつも、捨てきれない期待を抱いたまま関係が続き、荘太の妻・美津子(若村麻由美)が仕掛けた罠をきっかけに、りかは登場人物たちのさまざまな思惑に翻弄されていく。この役どころについて、「彼女は不倫に向いている女性ではないと思います。性格的なところから判断しても復讐ができるタイプでもないので、わりと頑張るんだけど"悪"になりきれない」と説明。「本当にいろんな人達が罠を仕掛けてくるんです。それぞれの心理が、自分の欲とか目的へ向かって動いていて。りかは幸せになりたいという気持ちに素直に生きています」と本作の魅力を語った。

今回のドラマで、田中が最初に印象に残ったセリフは「幸せの価値は人それぞれ」。これまでの芸能生活を「一言で語るのは難しい」としながらも、「突っ走ったり休んだり」と振り返る。「本当に良い意味で喜怒哀楽もあったりとか、10代からはじまって20代、それから30代。本当に自分の中でずいぶんいろいろなものが変わったなと思いますね」と身をもって味わったからこそ、先のセリフが田中の心に深く刺さっている。「10代や20代は大変なことが多かったイメージ。苦しかったことの方が多かったかなぁ(笑)。楽しかったこともあるけど。そうやって悩んでいく時期だと思いますね」としみじみ。「いろんなことがあっての今だと思います」「私は今の状況をすごく心地よく感じているので、だからすべてが良かったんじゃないかと」という言葉にこそ、34歳を迎えた女優の魅力を感じた。

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目次
(1) 無我夢中で緊張した7年前のドラマ
(2) "女優の軸足"は恐怖心と向き合うこと

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