LINEは2014年12月16日に、アメリカ、ロシア、韓国などの国に公開されているLINEアプリにおいて、相手がテキストを入力している際「…」という吹き出しが表示される機能を追加した。日本版での対応については未定だが、こうした新機能を実装して欲しいと思うか、LINEユーザーのマイナビニュース会員500人を対象にアンケート調査を行った。

新機能イメージ

LINEユーザーの半数以上が「新機能必要なし」

まずは、新機能を日本版のLINEにも搭載して欲しいと思うか聞いてみた。

相手が本文を入力している際に、「…」と表示される機能を、日本版LINEにも実装して欲しいですか?

結果は、「いいえ」(必要ない)と回答した人の方が多く、500人中58.6%となる293人が回答した。半数以上が欲しくないと回答したが、その理由について聞いてみると、最も多かったのが、「今の状態に満足している」という意見。リリース以来様々な機能を追加してきたLINEだが、ユーザーは現在の状態に満足しているようだ。

また、「拘束感が強まる」、「ずっとLINEを起動しているわけではないので、必要性を感じない」、「余計に気になってLINEから目が離せなくなりそう」、「書いてる途中で他のことをすることもあるから」など、LINEに縛られることを懸念する意見も多かった。

そのほか、「相手を焦らせてしまいそう」、「返信に悩んでいるときに、ずっと見られていたら、申し訳ないし変な感じがして嫌だ」、「待たせていたらと考えるとプレッシャーに感じる」、「リアルタイムの状況を完全に把握されるのは嫌だ」など、相手の状況がわかることのメリットよりも、現在の自分の状況がわかることに抵抗を感じる意見もあった。

一方で「はい」(搭載して欲しい)と回答したのは500人中41.4%となる207人。多かったのは、「便利そう」、「他のメッセージアプリで搭載されていて便利だから」、といった意見だった。

また、「連投しなくてすむ」、「会話がダブらないようになる」、「既読だけでは本当にきちんと読んでくれたのか不安に思うときがあるから」、「スムーズな会話ができる」など、短時間で連続したメッセージのやり取りを行う際に便利だという意見も多かった。

そのほか、「相手の返事を待って返信できる」、「急用の際など新機能があれば、すぐに返信が来るなとわかって、電話したりしなくてすむから」、「時間をかけて本文を作成している時に、既読スルーと思われなくてすむから」などの意見もあった。

ただし、「相手が入力中にこちらが先に入力してしまって、話がかみ合わなくなることが防げる。でもグループトークの場合に…だらけの表示になるとしたら不便かも」、「急用の場合は便利だけど、いちいち出なくてもいい」など「時と場合による」という意見も多く見受けられた。

現代人のコミュニケーションになくてはならない存在となっている「LINE」。今後どのような機能が追加され、ユーザーはどのような反応をするのか注目していたい。

調査時期:2015年1月9日~2015年1月13日
調査対象:LINEユーザーのマイナビニュース会員
調査数:500件
調査方法:インターネットログイン式アンケート

(記事提供: AndroWire編集部)