前編では「Rポイントカード」を使って、ネット上の店舗と街ナカの店舗で楽天スーパーポイントを行き来させる方法を紹介したが、後編では電子マネー「楽天Edy」も利用することで、さらに便利におトクにポイントを貯める/使う方法を紹介しよう。

楽天Edyに交換すれば、38万カ所以上の店舗で利用することが可能

まずは「便利」の部分に関して。なぜ楽天Edyを使うと便利になるかというと、楽天スーパーポイントは加盟店でそのまま1ポイント=1円として利用することもできるが、楽天Edyに交換すれば、電子マネーとして全国38万カ所以上の店舗で利用することができるようになるからだ。たとえばコンビニなら、楽天スーパーポイントのままではサークルK・サンクス、ポプラ・生活彩家でしか使えないが、楽天Edyに交換すればセブン-イレブンやローソン、ファミリーマートなど、主要なコンビニほぼすべてで支払いが可能になる。

ただし、楽天スーパーポイントを楽天Edyに交換するためには、以下のどちらかの楽天Edyである必要がある。

  • (1)楽天カード(クレジットカード)に付帯した楽天Edy

  • (2)楽天スーパーポイントを貯める設定にしているおサイフケータイの楽天Edy

(1)はクレジットカードの審査と、324円のEdy発行手数料が必要だが、キャンペーンで実質無料になることも多く、楽天カード新規入会でポイントのプレゼントキャンペーン(2004年12月24日時点最低2000P)も受けられる。

(2)はおサイフケータイ対応の携帯電話さえ持っていれば利用可能。楽天Edyのアプリをインストールし、「ポイント設定」を楽天スーパーポイントに設定すればOKだ。

なお、支払いはレジの端末にタッチするだけ。1秒もかからずに終わり、小銭も不要なので、現金払いよりもスピーディー。チャージも、(1)の場合なら、一度WEB上で設定すれば、サークルK・サンクスやファミリーマートなどのWebキオスク端末でいつでも受け取ることができ、(2)なら対象のクレジットカードや銀行口座を持っていれば、いつでもどこでもチャージ可能(要ネット接続)。設定額を下回ったら自動でチャージする「オートチャージ」の機能も利用できる。もちろん(1)でも(2)でも、コンビニなどの対応レジや現金チャージ機から現金でチャージすることも可能だ。

楽天Edyには支払いに使うことでポイントが貯まるものがある

続いて「おトク」の部分。楽天Edyには支払いに使うことでポイントが貯まるものがあり、いずれも1回の支払い200円につき1ポイント(一部ポイント加算対象外の店舗・取引あり)。

(1)の場合なら楽天スーパーポイントが、(2)の場合なら楽天スーパーポイント以外にもTポイント、Ponta、ANAのマイルなど14種類から好きなポイント/マイルを選ぶことができる。そのほかにも、Edyの種類によってポイントを貯められる場合と、そうでない場合があるので、詳しくは楽天サイトを参照してほしい。

また、Edy機能がついたカフェ&バーPRONTOのメンバーズカード(プロン党Edy-Rポイントカード/1枚500円)なら、同店でのドリンク代が全品10%オフ。ルノアールEdyカード(1枚108円)なら、ルノアールで飲食代10%オフ、カフェ・ミヤマで5%オフ。ほかにもキャンペーンでポイントの倍付けや割引が受けられる場合が多くあり、なかには事前エントリーが必要な場合もあるので、楽天Edy公式サイトのキャンペーン情報をマメにチェックしておくといいだろう。

クレジットカードからのチャージで、クレジットカードのポイントも貯まる場合も

そして楽天Edyを利用する際は、クレジットカードからチャージをすれば、クレジットカードのポイントも貯まり、おトク度はさらに増す。ただし、どんなクレジットカードでもポイントが貯まるわけではないので、手持ちのクレジットカードのポイント制度を確認しておこう。

たとえば楽天カードであれば、チャージ200円につき1ポイント(通常の買い物は100円支払いにつき1ポイント)。楽天カードでのチャージでも、楽天Edy利用時でも、Rポイントカード利用時でも、楽天スーパーポイントが貯まり3重取できる事がメリットだ。

なお、楽天カードは2015年1月31日まで、エントリーおよび楽天カードでのEdyチャージを行うと、500万ポイントを山分けでプレゼントするキャンペーンを実施中。もし利用する可能性があるなら、忘れないうちにクリックひとつで終わるエントリーだけでも済ませておこう。

これに加えて、前編でも紹介したRポイントカード加盟店では、支払いの際にRポイントカードを提示することでポイントが貯まるため(ポイント加算率は加盟店ごとに異なる)、楽天Edyを使う際はチャージ、支払い、提示の3つでそれぞれポイントを貯めることができる。

なお、現状楽天Edyで支払いができるRポイントカード加盟店はサークルK・サンクス、ポプラ・生活彩家、カフェ&バーPRONTOの3チェーン。ミスタードーナツなどその他の加盟店は一部対応している場合もあるが、全店ではないので覚えておこう。

このほかにも楽天のさまざまなサービスやキャンペーンを駆使すれば、楽天スーパーポイントをさらに効率よく貯めることもできるが、収拾がつかなくなってしまうので、今回のところはここまで。まずは楽天Edy、楽天カード、Rポイントカードを上手に組み合わせて、便利でおトクなポイント生活を送ろう

Edyカードにポイントサービスを登録する場合はこちら

また、楽天Edyで支払いができる主な店舗・サービスはこちら

執筆者プロフィール : タナカ ヒロシ

ライター・編集者。音楽やエンタメ関連を中心に、クレジットカード、電子マネー、ポイントなどについても精通。以降、定期的にクレジットカードのムック本を編集・執筆。最新刊は2014年3月発売の『増税分を取り戻せ! マル得クレジットカード術』(学研パブリッシング)。