パナソニックは、2015 International CESにおいて、BtoBおよびBtoBtoCを対象としたソリューション展示を行った。2013年のCESでは、パナソニックの津賀一宏社長が基調講演を行い、BtoB事業の拡大およびシフトを鮮明に打ち出して以降、CESでの展示はソリューション中心へと移行してきた。津賀社長は、「今年の展示は、私がイメージしていた姿にかなり近づいてきている」とコメント。ソリューション展示のスタイルをさらに加速させるものとなった。

今回のパナソニックブースのテーマは、同社の企業スローガンでもある「A Better Life, A Better World」。「家電」「企業向けソリューション」「車載・デバイス」といった3つの分野において、最新の技術や製品を展示。体験型の展示内容を多くしたのが特徴だ。写真を通じて、パナソニックブースの様子を紹介する(サムネイルをクリックすると拡大表示)。

2015 International CESのパナソニックブースの様子

ブースの中央には、大型LEDサイネージによる大型モニュメントを設置

パナソニックブースの入口に設置されたWater Projection Mapping。独自の超短焦点レンズと高輝度プロジェクターを活用し、さまざまな映像をプールと背面の滝に投影できるホテルやテーマパーク向けのソリューション

コンセプト展示シーン展示では、「Connected Home」として、今後の新しい家電を提案。使用用途に応じて表示ディスプレイの大きさが変わる新たなディスプレイ

短焦点プロジェクターを活用したダイニングにおけるウォールプロジェクションを提案

Firefox OSを搭載した4K対応テレビ「VIERA CX850シリーズ

様々なVODサービスをシームレスに楽しめる「Xumo Guide」を新たに追加した

4Kの有機ELディスプレイも展示した

4KやHigh Dynamic Range(HDR)などの最新技術に対応したブルーレイディスクプレーヤーの試作品を展示

3月から北米で販売が開始されるTechnicsブランドのハイファイオーディオシステム。別会場でサウンドデモを実施した

北米市場向け重要製品となるアウトドア向け「Adventure」製品群。まさに身体を張ったデモストレーション

ヘッドホンをデザインした大型看板。ここで写真撮影する人たちが少なくなかった

コミュニケーションカメラCM1。注目を集めた製品のひとつ

4K30p撮影機能や世界初のHDR動画記録機能を搭載したWX870シリーズ

デジタルイメージング商品展示コンパクトデジタルカメラ「TS6

4K30p動画をハンズフリーで撮影できる4Kウェアラブルカメラ

55型では世界初となる8K(7,680×4,320画素)液晶ディスプレイ。IPS-Pro技術により、1500:1の高コントラスト、178度の広視野角、120Hzの高フレームレートを実現

卓上型も用意しており、新聞紙面4面分や雑誌12ページ分を実物大で表示することができる

A1サイズの図面を原寸で表示してのCAD作業が可能。ドットがなく紙と同じように見える

センサー技術と非接触調理小物でキッチンを提案

北米市場で4月から発売予定の電子レンジ。あたため、調理、解凍まで、おいしく仕上げることができるサイクロニックウェーブ技術を搭載

7月に北米市場で発売予定のスロージューサー。1分間に45回転の低速モーターとメタルスクリューで、野菜や果物の栄養価を損なわずに搾汁できる

グルテンフリーメニューを搭載したブレッドベーカリー

鏡の前に座ると肌の状況をチェックし、スキンケアのアドバイスを鏡に表示するインタラクティブミラー

男性向けには、顔の輪郭にあわせ様々な髭スタイルのシミュレーション

ナノイードライヤー、スチーマー、ストレーターなどのビューティ商品群を展示

Store Solutionsとして商品情報を表示する「電子棚札」を参考出展

電子棚札では、商品が棚からなくなるとスマホに情報を表示する

人を認識してプロジェクターを追従させることで情報をテーブルに表示する「スマートスポットライト」

開発中の店舗の窓ガラスなどの透明部材に映像や情報の表示できる「透明スクリーン」

開発中の4Kマルチ動画タッチサイネージ。10点タッチで複数のユーザーが同時利用できる

LED照明からスマートフォンを使って簡単に情報を取り出せる高速可視光通信による光IDソリューション「ミュージアムサイネージ」

高速可視光通信技術は、サイネージ用パネルからも情報を取り出せる

ウルトラワイドアングルカメラにより、64:9で撮影した映像や各種情報を表示できる「Real-Time Sports Analytics System」

家からラウンジ、機内、空港内、旅先までをカバーするコンセプト「トラベルスレッド」を紹介

フォードに納入する最新インフォテインメントシステム「SYNC3」

パナソニックのリチウムイオン電池を搭載したテスラの「モデルX」を展示

台湾のGogoroの電動スクーター「Smartscooter」もパナソニックのリチウムイオン電池を搭載

パナソニックのプレミアム電動アシスト自転車「チタンフラットロードEB」

グリーンモビリティを実現する18650サイズの円筒形リチウムイオン電池