1月7日25:05よりTOKYO MX、KBS京都ほかにて放送がスタートするTVアニメ『艦隊これくしょん -艦これ-』の第1話先行試写会「プレミアム ライブ・ビューイング-」が2014年12月27日、東京・新宿ピカデリーにて行われた。

前列左から井口裕香、藤田咲、上坂すみれ、東山奈央、後列左からAKINO、野水伊織、日高里菜、洲崎綾

2013年4月23日にサービスを開始した『艦隊これくしょん -艦これ-』は、角川ゲームスが開発、DMM.comで配信しているブラウザゲームで、駆逐艦、巡洋艦、戦艦といった旧日本軍の艦艇を擬人化した"艦娘"(かんむす)たちを強化育成し、自分だけの連合艦隊を作り上げていく艦隊育成シミュレーション。軍艦を美少女キャラクターに擬人化した本作は、瞬く間に大ヒットを記録し大きな話題に。満を持してのTVアニメ化は、元々がストーリー性のない育成ゲームであるだけに、どのような形でアニメ化され、物語が展開されていくのか、ファンの間で大きな注目を集めている。

先行上映会では第1話の上映、キャスト陣による『艦これ』トークに加え、主題歌を担当するAKINO from bless4によるオープニング主題歌「海色(みいろ)」のライブも披露。先行上映された第1話では、艦娘と敵キャラクター「空母ヲ級」の戦闘シーンからスタートし、主人公の吹雪が鎮守府へとやってくるシーンや、ゲームでは見られなかった艦娘たちの日常なども描かれている。ゲームで活躍する艦娘の登場に、会場に駆けつけた提督(ゲーム内でのプレイヤーの通称)たちは嬉しそうに歓声を上げていた。

第1話の上映が終わると、上坂すみれ、藤田咲、井口裕香、東山奈央、日高里菜、野水伊織、洲崎綾の声優陣がそれぞれ演じているキャラクターのセリフと共にステージに登壇。司会も務めた上坂は、アニメ本編で描かれる出撃シーンのかっこよさや艦娘の新たな一面が見れたことに感動していた。『艦これ』プレイヤーでもある藤田は、アニメで動き回る艦娘たちを父親のような気持ちで見ていたと告白。また、第1話で5役を演じた東山は、演じていく中で「榛名」の印象がゲームとはかなり変化しており「正統派ヒロインポジションの榛名が見せる新しい一面に期待して欲しいです」と話していた。

またアフレコ現場では、アニメ絵で4キャラクターが喋っているシーンでも声優1人で演技している場面も多く、これは1人が複数のキャラを演じる『艦これ』ならではの光景。アニメでは、声優陣によるキャラクターの演じ分けにも大きな注目が集まっている。

トークが一段落すると、ステージにはAKINO from bless4が登場。オープニング主題歌「海色(みいろ)」をライブで初披露。疾走感のある楽曲を圧倒的な歌唱力で歌い上げ、提督たちも思わず立ち上がり、まるで海のように綺麗な青いサイリウムで声援を送っていた。

アニメ『艦隊これくしょん-艦これ-』は、謎の深海棲艦に海を蹂躙され、人類が制海権を失ってしまった世界が舞台。深海棲艦の脅威に対抗できるのは、かつての艦艇の魂を持った"艦娘"と呼ばれる少女たちのみで、深海棲艦に対抗する艦隊の拠点・鎮守府で、共同生活をしながら演習の日々を切磋琢磨していた。物語は、主人公となる特型駆逐艦・吹雪が鎮守府に着任するところからはじまり、彼女を中心に物語が進んでいく。

(C)2014 「艦これ」連合艦隊司令部