お次はCPU。CPUをマザーボードに組み込むよ。「CPUソケット」と言って、CPUを取り付ける場所があるんだ。

でもって、CPUは動作中はかなり熱くなる。CPUには耐えられる温度が設定してあって、それを超えると発熱が止まらなくなって強制的に電源が落ちることがある。だからCPUを冷やすCPUクーラーも付けるよ。

CPUクーラー……CPU用の冷却装置。ファンを使って空気で冷やす空冷のほか、水を循環させる水冷、液体窒素を使う極冷などがある。


あ、私の知り合いにも、怒りの許容量を超えると熱が上がっちゃう人がいますね~。


そうなんだ。いるよねえ、そういう困った人。


(それ、むっちゃん先輩のことじゃ……)


CPUクーラーは、CPUと一緒の箱にはいっているヤツですね。


意外と小さいでしょ。CPUとの接着面には、効果的に熱を伝えるためのグリスが塗ってあるから触らないでね。表側は、CPUから伝わった熱を逃がすためのファンと金属のヒートシンクが付いてるよ。


グリス……熱伝導素材。銀やシリコンなど、素材によって熱伝導率に違いがある。


CPUの取り付けは、CPUソケットのふたのレバーを上げて、ソケット左右の切り欠きとCPUの切り欠きを合わせて、CPUをソケットにそっと乗せる。最後にレバーを下げて固定する。これだけだよ。


よし、気合いを入れて思いっきり!


そっとね! 精密機器だからね!

CPUのランドを絶対に曲げないようにね。それぞれのピンに役割があるから。


ランド……Intel製CPUでは、CPU側の接点をランドという。突起1つ1つに、各パーツとのデータ通信などの役割がある。

CPUはそっと置きます。


次にCPUクーラーを取り付けます。リテール品はCPUの性能に適した冷却性を持つからそのまま使っていいんだけど、もし発熱量が高いCPUだったら、より冷却性能の高いサードパーティ製のCPUクーラーを付けてもいいよ。


前にも話したけど、AMDとIntelではCPUソケットの形が違うから、CPUクーラーの取り付け方もちょっと違うんだよね。

ちなみにAMDの場合は"柱"形式じゃなくて、ソケットの周りにある張り出しにクーラーをくっつける。CPUクーラーの固定方法は、マザーボードやクーラーによって違うから注意な。


Intelだとソケットの周囲に穴が4つあるでしょ。その穴に、CPUクーラーの四隅に付いている柱を挿す。ポイントは、固定前にあらかじめピンの向きを確認しておくこと。溝が矢印の反対側、内側に向くようにしておいてね。カチッと留まったら固定完了。

柱の溝はこちら。内向きの状態です。


つ、付けました……。外すのは難しそうだけど、付けるのは簡単ですね。


ピンは対角で留めていくと、歪まずに固定できるよ。PCに限らないけど、ネジやピンは対角で軽く留めておいて、組んだ後にズレを調整しながらだんだん締める。これは基本中の基本ね。


さて、CPUクーラーはこのままじゃ動きません。電気を通さないとね。この電源コードをマザーボードにつないであげます。CPUクーラーに合った電圧の場所、この「CPU_FAN」て書いてあるところね。


マザーボードでは、CPUクーラーのファン回転数やCPUの温度を検知できるんだよ。CPUクーラーの中にはCPU温度を感知しないと回らないものもある。CPUがあまり熱くない時には回らないから、静かなんだよね。


のやまっくすぅ、ここ1度くらい曲がってなぁい?


むっちゃん先輩、嫌がらせしないで!