【レポート】

黒スープに牛角切り肉がドーン! 福岡県・博多で話題のうどんは見た目も違う

 

博多名物と言えばとんこつラーメンだが、福岡県人はうどんも大好き! 福岡にはおいしいうどん屋が軒を連ね、各自がひいきにしているうどん屋が必ずある。「博多うどん」は、いりこや昆布などでとった澄んだ黄金色の濃いダシと、ふんわりやわらかな麺が特徴。しかし最近、博多の商店街・博多川端商店街で行列を作っているうどん屋の一杯は、従来の博多うどんとは一線を画すデザインと味なのだ!

甘辛いスープと牛角切り肉の超コッテリ味の「肉肉うどん」(600円)を求めて、今日も人が列をなす

博多はうどんの発祥地として知られており、JR博多駅から徒歩約15分の場所にある名刹・承天寺(じょうてんじ)の境内には、「饂飩蕎麦発祥之地」という石碑が建っている。承天寺を開いた聖一国師(しょういちこくし)が、中国から帰国した際に製粉の技術を持ち帰ったことが、うどん誕生につながったと言われている。

炭坑で働く人たちのソウルフードが原点

そんな博多で行列ができるうどん屋の名前は、ズバリ「肉肉うどん」。看板メニューは店名通りの「肉肉うどん」(600円)で、丼には牛角切り肉がゴロゴロ。そして、豪快にショウガがのっている。スープはというと、驚くべきことにドス黒いのだ。

博多の歴史ある商店街・博多川端商店街内にある「肉肉うどん 川端店」。昼時はビジネスマンでいっぱいになる

「始まりは、小倉の炭坑が盛んな地域で食べられていた家庭のうどんです。夜中に炭坑で働いていたお父さんたちが、朝ご飯として食べていたうどんをアレンジしたもので、博多うどんとは全く違います。『今日はうどんを食べようかな~』と来店されるお客様ではなく、ほとんどが"肉肉うどん"を食べたいという目的をもって来店されます。好きなラーメン店に行くといった感覚に近いかな。だから、博多うどんの名店が近くにあっても意識していません」と営業部長の森雪絵さん。

今から40年以上前に各家庭で食べられていたうどんには、牛肉の固いスジやモツなどがトッピングされていたが、現在の肉肉うどんには、牛カルビをメインに柔らかくておいしい部位がぜいたくに使われている。

一度下ゆでした牛角切り肉を5時間煮込んで仕上げる。味の決め手になる醤油はこだわりぬいた結果、福岡・宗像の老舗「マルヨシ醤油」の醤油を使用

ショウガ・唐辛子・ネギのトリプルパンチ

ほどよくコシのある麺は、さぬきうどんと博多うどんの中間のような食感。しっかりと味がしみこんだ柔らかく甘い牛角切り肉は、福岡・宗像の老舗「マルヨシ醤油」の醤油をベースにした特製のタレで5時間じっくり煮込んだあと、1日寝かせて熟成させる。こってり甘い真っ黒スープは、昆布やいりこをベースにした魚介系スープと牛肉スープをあわせたWスープ。そして、甘辛い牛角切り肉と濃厚甘辛スープをさっぱりおいしくしてくれるのがショウガだ。

肉肉うどんでは、トッピングのショウガの量を「なし」「少なめ」「普通(スプーン1杯)」「大盛り」「メガ盛り(スプーン3杯)」と選べるのもポイントが高い。ショウガの量を増やすと、脂っぽいこってりスープが不思議とさっぱりとした味に。そして後味もさわやかになる。

さらに、卓上にあるオリジナルの「デンジャー唐辛子」を入れて麺をすすると、またまた刺激的な味に! デンジャー唐辛子はスタッフがマスクと手袋をはめ、唐辛子の中でも最高に辛い品種を使う分だけ店でひいて作っている。肉肉うどんはショウガ・唐辛子・ネギのトリプルパンチで、食べるにつれて額から汗が出てくるほどポカポカに。寒い季節の風邪対策にはもってこいだ!

「デンジャー唐辛子」は店内で販売もしている(小380円、大680円)。辛味に自信がある人への福岡土産にもピッタリだ

肉肉うどんオリジナルの食べ方で食すべし!

「肉肉うどんには食べ方があります。まずはそのまま、次にデンジャー唐辛子を入れて、そして替え玉(100円)を。最後はスープと牛角切り肉を少し残した丼に、ご飯(150円)を入れて食べる! 玉子(100円)を追加すれば雑炊風になります。食いしん坊な人には、肉ダブル(250円)もあります」と川端店店長の野中誠二さん。

「肉肉うどんを食べると風邪ひきません」と店長の野中誠二さん。スープもトッピングの牛角切り肉も店で仕込んでいる

博多名物のゴボウ天をトッピングした「肉ごぼう天うどん」(750円)、牛角切り肉をご飯と楽しめる「肉肉白めしセット」(700円)も人気が高い。また、ラーメン店のように替え玉ができるなんてうれしい限り! しかも替え玉は、うどん・そばのどちらでもOKという懐の広さだ。

福岡名物のゴボウ天をトッピングした「肉ごぼう天うどん」(750円)。巨大ゴボウは歯ごたえ満点!

同店は現在、福岡空港そば、中州、博多川端商店街など福岡市内を中心に店舗拡大中! ビジネスマンはもちろん、土日祝はファミリーにも大人気で昼時の行列は必至。 大人から子どもまでトリコになる味をぜひお試しを!

※記事中の情報・価格は2014年12月取材時のもの。価格は税込

関連キーワード

人気記事

一覧

イチオシ記事

新着記事

「本業を通じた社会貢献を実感できる」企業、1位は?
[16:21 8/30] シゴト
東京モノレール「モバイルSuica」で乗ると最大1万円当たる共同キャンペーン
[16:16 8/30] ホビー
東京23区で平均世帯年収が最も高い小学校区はどこ?
[16:16 8/30] マネー
サンワダイレクト、ブルーLEDセンサー搭載のシンプルなBluetoothマウス
[16:12 8/30] パソコン
箱根登山鉄道・南海電鉄など「全国登山鉄道パーミル会」ヘッドマークを掲出
[16:03 8/30] ホビー