平成の世となり間もなく26年目が終わろうとしているが、いまだに「和暦・西暦変換」に慣れない人も多いのではないだろうか。覚えやすい方法としては、平成○○年に「88」を足し、その下2桁が西暦の下2桁(20○○年)になるというものがあるが、88かどうか自分の記憶をうたがうことも。昭和の場合も同様で、足す数字が25なのかどうか自信がなくなることもある。

そんなときは、とりあえずSiriに質問してみよう。手順はかんたん、ホームボタンを長押ししてSiriを起動し、「昭和63年3月2日」や「平成13年6月6日」などと和暦の日付を口にすればいい。そうすれば、『カレンダー』が把握しているその日のイベントを調べ、確認のために日付を西暦に変換したうえで答えてくれる。過去にかぎらず、「平成32年」など未来の日付も調べられるところがポイントだ。

この機能、曜日を調べる目的にも利用できる。たとえば、「昭和63年3月3日は何曜日」と質問すると、その日付と曜日を西暦ベースで答えてくれる。こちらも未来の日付に対応しているので、数年先のゴールデンウィークの曜日を調べるといった使い方も可能だ。

ただし、過去の元号で完全対応しているのは昭和まで。大正や明治、慶應や嘉永といった元号で日付をたずねても、対応する西暦ベースの日付/曜日は答えてくれない。自分や家族の誕生日の西暦/曜日は調べることができても、歴史上の出来事までは対応しきれないので、昭和/平成限定の西暦変換機能と理解しておきたい。

操作手順をカンタン解説

1 過去の日付(和暦)をSiriに向かって話しかければ、『カレンダー』が把握しているその日のイベントを調べ、確認のため日付を西暦に変換したうえで答えてくれる

2 未来の日付についても、曜日を含め西暦に変換できる

3 元号が昭和であれば、曜日も含め過去の日付を西暦に変換できる

4 大正や明治といった昭和以前の元号は、正しく西暦変換できないので念のため

(提供:iPad iPhone Wire)