ランニングやトレーニングの活動量を計測できるアプリ「Runtastic」に、ドコモ版「Runtastic for docomo」が登場した。さらに、着るだけで心拍が計測できるウェア「hitoe」とも連携するという。

心拍がとれたからなんなの? と思うかもしれないが、トレーニングをするのに心拍数は重要な要素だ。というのも、脂肪を燃焼させるのに効果的な心拍数は人によって異なっており、その数値を保ちながら運動するのが望ましいからである。計算方法は省略するが、上がりすぎてもダメだし、低すぎてもダメなのだ。

ということで、リアルタイムに心拍が計測できるドコモの「hitoe」は、ダイエットに悩むすべての男女にとって注目に値するウェアラブルデバイスというわけだ。

こちらが「hitoe」。パッと見はナイロンっぽいが、シルクや合成繊維に液晶ディスプレイや静電気防止コートにも活用される導電性高分子素材が使われており、一般の衣服よりもむしろ着心地は柔らかく良好だ。胸の真ん中に電極があり、ここにトランスミッターを接続して心拍を計測する。トランスミッターを外せば、普通に洗濯することもできる。ちなみに「hitoe」にはhuman(人間)、intelligence(情報・知能)、to(~のほうへ)、expand(拡張する)という意味が込められている。

ウェア型の心拍測定デバイス「C3fit IN-pulse」

hitoeで計測した心拍は、トランスミッターを介して自動的にスマートフォンに送信され、「Runtastic」アプリでリアルタイムに表示されるというわけだ。しかし、本当にリアルタイムに計測できるのか。その精度が気になるところである。