今、スマートフォンをメインステージに最もアツいサービス競争が行われているのが、ニュースキュレーションの分野だ。その先駆けとなったのが、2011年にサービスが開始されたグノシー。メールマガジンの形で個人の興味に沿ったニュースが毎日配信され、気持ち良いほど的確なキュレーションぶりがユーザーを驚かせた。

同社が設立される頃には、ユーザー層の中心はスマートフォンに移り、昨年リリースされたアプリは700万DL(2014年11月時点)を突破。その勢いはまだ続いている。今回は、そんな成長著しいWebサービスの裏側で働く人たちのオフィスにお邪魔した。

全体朝礼で銅鑼が鳴る

東京タワーにほど近いオフィスビル、東京のど真ん中だが雑踏からは少し離れた場所にグノシーのオフィスがある。入り口を入るとガラスのパーティションを隔ててふたつの会議室が置かれ、その奥がメインのオフィスになっている。

落ち着いた雰囲気のエントランスだが、中は成長真っ只中

ここはフロア内に仕切りを作らず、ラウンジスペースから各部署、役員のデスクまでが一部屋に集まっている。以前のオフィスが手狭になって現在の場所へ移ってきてから1年弱。しかし、事業規模に比例して、ここで落ち着くはずもない成長の勢いがオフィス内のそこかしこに感じられる。

オフィスフロアを入るとすぐに、ポップなカラーの椅子が並ぶラウンジスペース。社内ミーティングやランチをしながらのブレストなどに活用されているという

壁際に置かれた銅鑼は、目標を達成した時などに朝礼で鳴らされる。最近ではアプリ500万DLを達成した時に

仕事は快適に、キャリアは大切に

マーケティング本部 深谷江里子さん

マーケティング本部の深谷江里子さんは、営業職として毎日Web・IT関連の企業を駆けまわっている。外回りが多いこともあってデスクに置かれたモノは少ないが、同じWeb関連だった前の職場や営業先の企業からもらったノベルティグッズなどが深谷さんのキャリアを想像させる。

「仕事で使うのはノートPCと携帯電話くらい」だという深谷さん。ノートPCは会社支給のMacBook Air。iPhoneは個人持ちで、Androidは社用のものだ。営業先に行く時は客先へ渡すための資料をプリントして持って行く。この他、デスクにあるのは筆記具を入れた小物入れと小さな観葉植物の鉢というスッキリな仕事ぶりだ。

デスクの下にはスリッパと靴が置かれていた。普段、通勤時にはスニーカーを履き、社内ではスリッパ、外出時は置き靴に履き替えるそうだ。「特にこだわっている部分が無いんです」とサラっと言うが、快適な仕事環境はしっかりと構築されている。

LINE、Facebook、サイバーエージェント、もちろん自社のグッズも

ケースには深谷さんの好きなキース・ヘリングのデザイン

これが女子力と言うものです