【ハウツー】

新幹線の「多目的室」は何のためにある? - パパ&ママ向け新幹線利用術

年末年始が近づいてきて、帰省用の新幹線チケット確保に動いているパパ&ママも多いことだろう。ただでさえ大変な子連れ新幹線旅、帰省シーズンとなると利用客も増え、さらに大変だ。今回は、鉄道ライターの杉山淳一さんに子連れ新幹線利用時のお役立ち情報を教えていただく。

多目的室を使おう

赤ちゃんと一緒の電車移動は大変……

「新幹線内で、周りの目を気にしながらケープで隠して授乳をするお母さん、いますよね。また、赤ちゃんが興奮してしまったのか、何をしても泣きっぱなしで恐縮しきりのお母さんも見かけます。元気なお子さんだなあ、幸せそうだなあと思う反面、お母さんはツラいだろうとも思います。そんな場合は、車掌さんに『多目的室』をリクエストしてください。ほとんどの新幹線車両に用意されています。多目的室は本来、急病人の発生など不測の事態に備えた設備。広めの座席または簡易ベッドがあります。空いている時は、授乳などでも利用でき、特別な料金は不要です」。

ただし、混雑時は小さな子どもを連れたファミリーも多く、また急病人も発生しやすくなる。譲り合って使用するようにしよう。

新幹線の多目的室の場所は、路線や列車によって異なる。普段はカギがかかっていて自由に出入りできないので、車掌さんにお願いしてあけてもらおう。「車掌さんが近くにいない場合は、車内販売員やアテンダントさんに声をかけましょう。乗務員用の連絡装置で車掌さんを呼んでもらえます」。

路線名 列車名 多目的室の位置
東海道新幹線 のぞみ・ひかり・こだま 11号車
山陽新幹線 のぞみ・ひかり・こだま (16両編成)11号車
ひかり・こだま・みずほ・さくら・ひかりレールスター (8両編成)7号車
九州新幹線 つばめ・さくら (6両編成)5号車
つばめ・さくら・みずほ (8両編成)7号車
東北新幹線 はやぶさ・はやて・やまびこ・なすの (E5系・H5系)5号車
はやて・やまびこ・なすの (E2系)9号車
上越新幹線 とき・たにがわ (E2系)9号車
MAXとき・MAXたにがわ (E4系)8号車と16号車
秋田新幹線 こまち (E6系)12号車
山形新幹線 つばさ (E3系)11号車
長野新幹線 あさま (E2系)9号車(10両編成)、7号車(8両編成)
あさま (E7系)(W7系)7号車
北陸新幹線 かがやき・はくたか・つるぎ (E7系)(W7系)7号車
※北陸新幹線は2015年3月14日から

※カッコ内は連結車両数または車両形式。同じ列車名でも異なる車両を使う場合がある。

「何号車に多目的室があるか調べるのが面倒な場合は、きっぷを購入する時に『赤ちゃんがいるので多目的室の近くで』とお願いしちゃいましょう」。たとえ、多目的室の利用をしなかったとしても、多目的室のある車両には子連れ客が集まる場合が多い。ビジネス客ばかりの中にぽつんと1組だけ子連れでいるより、少しは気持ちが楽になるのではないだろうか。

「また、新幹線には、車いす対応の広めのトイレに『おむつ交換台』が備え付けられた車両もあります。『おむつを交換したい』と伝えれば案内してもらえます。在来線や私鉄の特急列車も、新しい車両には多目的室や多目的トイレが用意されています。車掌さんに聞いてみてください」。

少しでも新幹線移動を快適にするために、既存の設備は可能な限り利用しよう。

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